スコットランド全蒸留所制覇の為に2007年はひたすら歩き続けた参段です。さぁ~!PINOKOさんからもらったトランクスをお守りに最後の山を越えるぞぉ~!エイエイオー!
一年掛かりで歩き続けたスコットランドの蒸留所・・・う~ん開業当初は40本位しかなかったよなぁ・・・初めはバックバーがスカスカで恥ずかしかったからバーボンやリキュールとか何でもありったけのお酒を詰め込んでいたよなぁ・・・。
おっと感傷的に浸っている場合じゃない!今から”恐ろしい山”を超えなくてはいけないんだ!よぉ~し!気合を入れてまた1970年代のスコットランドへ行って来よう!
ポワワワァ~・・・参段は今、1970年代のスコットランド、北ハイランド地方に来ています。この北ハイランドの中に最後の目的地があるのか・・・う~ん・・・全く見当がつかないや・・・どこをどう進めばいいのだろう・・・。
地図で確認してみよう・・・なになに・・・北ハイランドのクロマティ湾にあるインバーゴードン・グレーンウイスキー蒸留所の敷地内に建設されているのかぁ・・・海沿いを歩いていては仕方がないなぁ・・・もうちょっと内陸に進んでみよう。
おぉ~!あれがクロマティ湾か?!工場群があるぞ!という事はあれがインバーゴードン・グレーンウイスキー工場群だな!よぉ~し!このままダッシュだぁ~!!!
おぉ~!なんじゃ~こりゃぁ~!でっかいトラックがぎょうさん工場群の中を走ってるがな!この中にあのモルト蒸留所があるのか?!よぉ~し!工場の中を駆け回るぞぉ~!!!
あったぁ~!これがあ・あ・あの”恐ろしい山”と言われるベンウィヴィス蒸留所かぁ~!べ・べ・ベンウィヴィスをく・く・下さぁ~い!!!
ポワワワァ~・・・はっ?!ここは・・・猫バーだ・・・うん?おぉ~!光り輝くこの箱はぁ~もしかして・・・もしかすると・・・こ・こ・これはぁ~!
べ・べ・ベンウィヴィスだぁ~!一年掛かりでスコットランド中を駆け回った結果、最後の高い山を越える事が出来たんだぁ~!
この箱の中身はどうなっているんだろう・・・ドキドキ・・・ドキドキ・・・あれ?あ・開かない・・・何故だぁ~!お?鍵があるぞ・・・
これを使えばいいのか・・・本当に開くのかなぁ・・・”ガチャ”・・・おぉ~!あ・開いたぞぉ~!
これがあのベンウィヴィス37年(30000円)かぁ~!
このボトルは1965年蒸留で2002年ボトリングのアルコール度数44%、CASK NUMBERは300066、CASK TYPEはオーク樽でアウトターン(瓶詰本数)は200本、これはそのうちの3番目です!
このベンウィヴィス蒸留所は当時インバーゴードン社にはモルトの蒸留所がなく、自社製品のブレンデッドの為にもモルトが必要だった為に建てられました。インバーゴードン・グレーンウイスキー蒸留所の敷地内に1965年に建設されたベンウィヴィスは麦芽に全くピートを焚かず、仕込水は近くのカッスル・ドビーの泉の水を利用していたそうです。また全てブレンド用であり、しかも操業期間わずか12年で1977年に閉鎖されてしまった為にストックはすでに数樽の超レアモルトであるそうです。ちなみにベンウィヴィスとは同社が本拠を置く北ハイランドのロス州に実在する山の名前で、ゲール語で”恐ろしい山”を意味するのだそうです。
う~ん・・・本当に”恐ろしい山”だったよなぁ・・・これを超える為に死力を尽くさねばならなかった・・・僕の人生の中で2年ローンで買った、11年目の愛車のアメリカンバイクに次ぐ大きな買い物だった・・・おかげさまで猫バーの資金力は底を突きました・・・。参段は当分の間、”あしたのジョー”のクライマックスシーンの矢吹ジョーの如く白い灰になります・・・。
猫バースコットランド全蒸留所制覇!!!
#新入荷ボトル