今日は生駒寿司が22時半でネタ切れ記録的トリプルアクセルを決めたのに対し、22時過ぎにファーストゲストを向かえたまま営業が収束に向かって記録的な閑古鳥の来襲にあった猫バーの店主参段です。う~ん・・・ぼうずじゃ無くて良かった・・・閉店間際には若旦那と石川さゆりに聞き入りましたよ・・・。寂しい・・・。
かなり時間が出来たので先日の日曜日のお話を・・・その日開店してすぐに・・・”ガチャ”おぉ~!お早いお越しありがとうございます~!と思ってお出迎えしたのは名無しさんでした。
おしぼりをお渡ししてオーダーを伺おうとしていると・・・「今日神戸の頃末さんの試飲会行った?」う~ん行けませんでした・・・そう思い「そうやったらしいですねぇ僕は行けませんでしたけど・・・」そうお答えすると・・・「じゃあ特別試飲会しよか!」と言った名無しさんのカバンにはなにやらボトルが潜んでいました。
それはコンバスボックス”スパイスツリー”、信濃屋さんのオリジナル”ザ・チェスシリーズ”のラフロイグ、マッカラン7年、SMWSの白州でした。一本一本ブラインドで飲んだのですが、先入観無しにモルトを味わうというのは面白くいいものです。グラスに注いだモルトの色を見て、香りを確かめて、口に含んで味わって、飲み干してから余韻を感じて・・・銘柄は当たりませんでしたが銘柄にとらわれる事無くその特徴を感じ取ってとても勉強になりました。
そのブラインドテイスティングしたうちの3本を猫バーに寄与して頂きました。ありがとうございます!
以下は銘柄の補足説明ですのでご興味のある方は一読下さい。↓
コンパスボックス”スパイスツリー”・・・コンパスボックスとは鬼才と言われたジョン・グレイサーが2000年に設立したボトラーです。彼はジョニーウオーカーの系列会社出身で自分の理想とするウイスキーを作ろうと独立して、第1回ウイスキーアワード2002の最優秀革新者賞を受賞しています。原酒選別、バッディング、ネーミング、ラベルデザインに至るまで彼の個性で商品が構成されています。日本では5本のシリーズがリリースされているそうですが、この”スパイスツリー”は、アメリカンオークの樽で10年以上の熟成を重ねたモルトを使用しているそうです。使用されているモルトはダルユーインとティーニニックを含めた4種類のハイランドモルトであるらしく、このハイランドモルトはスペイサイドも含んでいるとの事です。またこのボトルの特徴は2年間自然乾燥させたフランス産のセシルオークの板をウィスキーの中に入れて熟成させたものであるそうですが、この製法は問題になっていて今回が最初で最後のボトリングであるという事です。
ザ・チェスシリーズラフロイグ・・・信濃屋さんが発売サイクルに決まりを設けずに自信をもってオススメするに足る良いモルトが見つかった時に、ヨーロッパで人気・歴史がありバーやパブでも馴染
みのあるチェスに因んだコダワリあるラベルにて6回に渡り厳選モルトを樽ごと購入しボトリングして、皆様にご紹介して行こうという新しい試みであるそうです。ラベルデザインもその時々に合わせて!ポーン、ルーク、ナイト、ビショップ、クィーン、そしてキングと6つのチェスの駒を冠したラベルにてモルトの酒質プラスαのコレクションとしての魅力も出していくとの事でこのボトルはその第1弾のラフロイグですかつて無いフルーツにつつまれたラフロイグというこのボトルはボトリング総数333本でカスクタイプはバーボンバレル(ホッグスヘッド)です。信濃屋さんのコメントは・・・まず驚かされるのはフルーツの甘味。パパイヤやマンゴー、バナナや洋梨といった様々な果物が見え隠れする強烈なインパクト。さらに驚かされるのはその後にやって来るラフロイグ本来の個性。若い原酒に見られる強い刺激ではなく、柔らかくもはっきりと主張するラフロイグならではのハウススタイル。この熟成年でこれだけの暖かみのある味と、いつまでも続く長い余韻とあります。
マッカラン7年・・・イタリア向けのオフィシャルボトリングで、初心者にも親しみ易い穏やかなマッカランです。
猫バー”特別試飲会”にて出されたこのモルトに、ご興味のある方はお試し下さい。
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