コニャニャチハ~・・・とりあえず何でも飲め飲めがモットーの日本酒ビギナー猫バー技術研究部醸造酒課長の参段ですう~ん・・・飲め飲め
と言う事で気になるお酒があったのならとりあえず何でも飲め飲めがモットーの猫バー技術研究部ですが、先日手に入れたお酒を鍋と一緒に晩酌で頂きました
埼玉県の神亀(しんかめ)酒造の手造り純米酒です
酒造好適米を用いて精米歩合は60%の純米酒でございます
香りと味わいは華やかさよりも若干ヒネ香らしきものを感じます
埼玉の「神亀」と言えば、地酒ファンであれば、一度は聞いた事のある蔵元の一つでしょう。
埼玉の神亀酒造の清酒は熟成から来る「本来の味わい」を、長年の研究から最良の状態となる環境と時間を見い出して造り出されているそうであります。
神亀酒造で醸された清酒は発売されるに当たり、最低でも2年間の熟成を経てからの出荷となります。地酒ファンの間で、最近は生酒の搾り立てなどの、フレッシュでフルーティーな吟醸香を持った清酒が主流となっていますが神亀の蔵元は、日本酒の味わいの原点、「米の旨味とコク」を追求する拘りを持った蔵元であるそうです。
昭和58年に普通酒の製造停止、昭和62年からは製造される清酒の全てを純米酒以上とし、酒造業界でも異端ぶりを発揮、熟成によって清酒を更に良い状態へと持って行く技術は、他の蔵元も一目置く蔵元であるそうです。
吟醸酒がもてはやされる中で”ヤコマン”※が幅を利かせて吟醸酒批判が起きる中純米酒へ戻らねばと言う意見もあります。
確かに大吟醸酒を見てもアル添してあるお酒は多い・・・一時期鑑評会でもこのヤコマンを行った酒が上位を占めた時代があり、国税局では成分分析を行って不自然なバランスのものは入賞させない対策をとった事もあるみたいです。
三増酒やヤコマンが幅を利かせて、儲かればいいとかどんな手法でも大衆に受ければいいというお酒を造れば結果的にその産業は衰退するのではないか?
以上、本物のお酒を求め続けたい日本酒ビギナーの猫マスターでした
※ヤコマン
もろみが発酵中に出す芳香を採取する香気回収装置、及びその液体(ドレン)を酒に添加する手法、ヤコマン加工法のことをいう。発明は醸造試験所長であった山田正一氏。山田氏と共に研究に携わった菰田氏、真野氏の頭文字をとって「ヤコマン」になったとのこと。
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