コニャニャチハ~・・・学ぶべき事が沢山ある猫バー技術研究部長の参段ですう~ん・・・まだまだ
と言う事で仕事も人生もこれからまだまだ問題山積な猫マスターです
さてまた懲りずに猫バーモルト流講座のお時間に参りたいと思います
モルトウイスキーを造る工程で麦芽を乾燥させるという工程があるのですが、分かり易く説明すると1週間ほどかけて発芽を促した二条大麦は麦粒に対して芽の大きさが3分の2程度に成長した段階で乾燥させて発芽を意図的に止めてしまうのです
そうしないと芽をそれ以上成長させてしまったら大麦自体が持つデンプンが消費されてしまいアルコール変換の際の収率に悪影響を及ぼすからなのです
しかし今ではほとんどどこの蒸留所も自家製麦芽を使っている蒸留所は少なくほとんどがモルトスター(製麦工場)等に供給を受けているのであります
しかし今でもハイランドパークやボウモアのように原料の大麦麦芽の一部に自家製を用いている蒸留所もあります(おそらく全体量の2割~3割)※猫バー技術研究部のデータ分析による推定
その二条大麦を乾かす乾燥塔はキルンと呼ばれ下からピート(泥炭)を燃やして燻製のようにして麦を乾かします
そのキルンと言う施設は私もボウモアやラフロイグで見てきましたが実際にピートを燃やしていなかったのでそれを見る事が出来ませんでした
そこで今回はハイランドパーク蒸留所でピートを燃やしている映像が入手できましたのでどうぞご覧下さい
http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=Xh6ASCfAUJI&feature=endscreen
そのピートファイヤーしている上のフロアにはこのように麦が敷き詰められております
間違ってもキルン内のモルトフロアに入って燻されたいとは思わないで下さい
※ラフロイグ蒸留所のキルン内で燻される?猫マスター
いやぁ~今でもフロアモルティングなど昔ながらの製法でモルトウイスキーを造るなんて手間隙かけてますね~男のロマンですね~
以上、手間隙かけた猫バー流モルト講座でした
#日々の出来事