昨日は小説の話だったので、今日は映画の話をしようかと。
ちょうどさっきゴッドファーザーを観たので、その中に出てくるお酒を紹介したいとおもいます(^o^)
ちなみにこの映画、観たことある人も多いと思いますが、巨匠フランシス・フォード・コッポラが監督した作品で、パート1はイタリアンマフィアのドンの半生と新しくドンになった息子の様子をファミリーの変化などを交えて描いた作品です。
この映画の中でのお酒の使い方は非常に象徴的です。
まず始めにはワイン!!映画の中ではパーティーのシーンに出てくるこのワインは全編を通して身近なお酒として登場して来ます。
ファミリーの一員の一人はパーティーでワインをピッチャーで飲むなど、イタリア人らしくワインを日常のお酒として捉えています。
そして次に登場するのがブランデー。この映画の中で最も象徴的に描かれているのがこのお酒でしょう。
ブランデーはこの映画の中ではドンの権力の象徴として登場します。というよりこの映画で、ドン・コルネオーレが眉間に皺をよせながら内蔵に染み渡る様にブランデーを飲むこのシーンはこのシーンが映画になって全世界に流されたことでブランデーは現在のブランデーのイメージを得たのではないだろうかという気すらしてしまうほどです。
最後に我らがウィスキーの登場!!
ウィスキーは敵のドンによってさしだされるもう一つの権力の象徴として登場します。
イタリアマフィアの象徴としてのブランデーに対してニューヨーク(?)スタイリッシュな現代風マフィアの象徴としてスコッチウィスキーが登場します。
コッポラがお酒を映画の良いスパイスと考えていたのがよくわかります。
今紹介したお酒意外にも、麻薬のディーラーとの会談で振る舞われる謎の透明の蒸留酒(多分)自分はグラッパじゃないかと思っていますが。
後は打ち込み前に皆で食事を取るシーンでの瓶ビール。
シーン毎に合わせてお酒を選んでいるのが良く分かります。
そして最後にドンの座を退いた父親は息子に「近頃ワインが上手く感じる様になった」と漏らします。
イタリア人にとってワインはやはり日常の象徴の様なお酒なのかと実感しました。
お酒とはやはり映画の人生の素晴らしいスパイスなんでしょう。
映画の中のお酒〜ゴッドファーザー編〜
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