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モーツァルト・アーカイヴ/ フリードリヒ・グルダ


今日はグルダのモーツァルト、ピアノ・ソナタ3枚組CD「モーツァルト・アーカイヴ」の紹介です。

モーツァルトのピアノ・ソナタを聴きたいと思い、いろいろ迷いました。そこで一部だけ演奏している
のではなく、CD3枚に多くの曲を収録していること、、好きなピアノニストだったのでこれにしまし
た。異端ではないようですが、定番ではなかったようで、次回は定番を買って聴きたいと思いま
す。多くのピアニストがモーツァルトのピアノ・ソナタを演奏していますが、どなたかオススメ盤
があれば教えてください。

チック・コリアと共演したりして一時期ジャズをやっていたこともあるのは有名です。グルダの
ジャズは中途半端で音楽家の時間を無駄にして残念、という意味のことをおっしゃるファンも
ありますが、私は無駄とは思いません。遠回りしたからこそその後の彼の素晴らしいクラシッ
ク演奏が残ったわけですから。ただ彼のジャズ演奏を全て聴いたわけではありませんが、
私はあんまり好きではないです^^;;

1980年冬の録音、グルダは50歳の円熟期。どうしてこのような素晴らしい演奏を生前に
発表しなかったのか?
まるで家に招いた友人達の前で弾いているようなリラックスした演奏で、個人の楽しみの
為に録音したものを本人はまさか発表する気は無かった、とのこと。
マスター・テープも失われていて、プロデューサーが保管していたコピー・テープを元に、
グルダ夫人(日本人)や息子さんの協力で、商品化されたそうです。死後6年ほど経った
モーツァルト・イヤーに自分がボツにした作品が世に出るというのは、人間の魂が永遠なら、
さて本人はどう思うでしょう。ファンとすれば嬉しいのですが^^v

一部モノラルですがマイクがピアノに近かったそうで、録音も良質で、彼の微妙なタッチやベーゼンドルファーの美しい響きもよく聴こえます。
暗い店内で繰り返し聴いていると、まるで彼がすぐ側でピアノを弾いているような錯覚に陥ります。

独特の解釈で好き嫌いの分かれるグルダ、教科書的でスクエアでないところが私は大好きで、
他にもアバド指揮、ウィーン・フィルと共演したピアノ協奏曲、2度も録音したというベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集など聴きたいものはたくさんあるのですが・・・ぼちぼちね。

本日のウィスキー

マッカラン12年シェリー
¥500-/30ml

本日のグラス赤ワイン

KWVカフェ・カルチャー
¥900-/120ml

本日のグラス・シャンパン

ランソン・ブラックラベル
¥1200-/120ml

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#クラシックを楽しむ

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