MENU

SMWS冬ボトル試飲会@大阪

ウスケバ杯 ウィスキー・オブ・ジ・イヤー2007!の投票はこちら

数日前から体調が悪く参加が危ぶまれていましたが、朝起きると寝不足気味ではありましたが体調はまあまあでしたし、WSJ(旧天満商店)による最後の試飲会という噂(事実でした)があり参加してきました。

新着ボトルなどの印象は「つづき」をご覧ください


※写真は2006年夏ボトルの時のものです

WSJ渡辺社長のスピーチで会場はシンと鎮まり(私はチーズ・バケットを確保しにうろうろしてました)、その後太田氏も途中で言葉が詰まるなど緊張気味で、妙な雰囲気で試飲会がスタートしました。

ウィスク・イーの元木氏が来られていて各テーブルを周り大阪の会員の皆さんの激しい?質問に応答なさっていました。最も気になる試飲会は、大阪も名古屋もなるべく今までの参加費の範囲で開催し、内容は東京のそれのようにテーマを決めて月に一度程度はテイスティング・イベントを開催したい、とのこと。近々には1月20日(日)にリーガロイヤル・ホテルにで、洋酒技術研究家の大西氏を講師に招いて試飲会が行われますが、WSJ主催のシガーとウィスキーのせみなーと同日開催で、早速?バッティングしています(笑)

東京のように、5~8千円の参加費はちょっと敷居が高くて大阪では受け入れられないだろうという懸念を伝えると、場所をお借りするコストを抑えれば今まで通りのご負担の範囲内でできるでしょう、とのこと。いずれにせよ、前々回?から復活した、『入り口で参加費を払いその後手酌でフリー・テイスティング』というスタイルは、今回で終わりで、私のようにたくさん飲む人にとっては残念です。

背景には、SMWSのオーナーが替わったという一言に尽きるようです。

日本支部は他支部に比べて数多くいろいろなタイプのボトルを頑張って引っ張ってきていることは皆さんご存知だと思いますが、いろいろな面で本部の意向は無視するわけにはいかず、これからも日本の会員の皆様のご意見を頂戴しながら、よりよいサーヴィスを提供したい、とのことでした。

それから、名古屋と大阪では試飲会にお見えになる会員と非会員の割合が違うなどいろいろと事情も違いますが、今後は会員の方により一層メリットを感じてもらうようにしていきます、とのこと。ボトルも購入できますし、イベントもより安く参加できるようになるので会員になる方が得ということですね。

一方、WSJの渡辺社長や太田氏は、これで関西のウィスキー業界に対する役割を一応は終えた、ということでは決してなく、これからもファンのためにいろいろな商品や企画で貢献したい、と鼻息も荒かったのでちょっと安心しました。

6年前の入会以来、WSJにはいろいろとお世話になりました。現在のバー・ハヤフネがこれまでやってこれたのもSMWSボトルやその試飲会、英国展など数々のイベントのおかげでもありました。今後も違った形でお世話になると思いますが、まずは今までのお礼を申し上げたいと思います。

有難うございました試飲会前に予約した、ボウモア、カリラ、ダラスデュー、ロングロウは後回しに、色の薄そうなホグスヘッドやバレルのもの、秋ボトルの話題でまだ残っているもの、さらにシェリーバットもの、の順に試飲しました。

印象に残っているのは、

27.66スプリングバンク11年N
4434クライゲラキ8年N
93.20グレンスコシア14年(残念ながらキャンセル待ち)
37.??クラガンモア14年(34か35か分かりませんが硫黄が無い方)
45.21ダラスデユー31年N
3.130ボウモア10年N
114.6ロングロウ17年N

でした。(N印が新着)
スプリングバンクとクライゲラキは追加注文します♪

今回もまた、自宅で楽しまれる方々と同席しましたが、個人的な好みに加えて、1本全て飲むのと、バーで15~20杯売るのとでは、ボトルの評価が大きく変わる、ということです。概ね、バーの方が個人の会員よりもウィスキーに対する評価は甘くなります。それあ当然ですよね、20人くらいの人に一杯づつ飲んでもらうだけですから。

それに、いつも言うことですが、2時間30分で17種(!)の試飲には無理がありました。10種くらいまでは判定可能ですが、その後は酔ってしまって感度が鈍り正確な香味の評価はできません。今回も、会場では高評価だったグレンキースとリンクウッドの香味は最後の方に飲んだので感得できなかったようです。

ダラスデューは好きな銘柄でOMCだけで3~4種、他にも3~4種持っています。今までのSMWSリリースのダラスデューと比べると平坦で複雑さや奥行きが弱いものでしたのでやや後悔しています。

ロングロウは第一印象はイマイチでした。しかし15分ほど経つと美味いロングロウになりました(笑)会場では評価がバラツイテイマシタガ・・・ロングロウなので良しとしましょう。

ボウモアはリィフルホグスヘッドらしく、らしさが無いボウモアでしたが、良かったです。ボウモアと思って飲むと???ですが美味いアイラモルトではあります。

ここでも同席と方々と意見が違いました。私はその蒸留所のハウススタイル(マッカランのそれは硫黄と樽にエグミになってしまって残念という古いファンの声も・・・)が出ていても出ていなくても、たとえ珍品でも、興味深い香味であれば良し、としますが多くの方は、「これは違う!」とお感じになるようです(笑)

例えば化粧品香が爆発していたグレンギリーも硫黄のマッカランも必ず完売しています。(私は化粧品香も硫黄もゴムも苦手です)

クライゲラキは8年のわりには熟成感があり複雑で面白かったですし、
スプリングバンクはバーボン・ホグスヘッドかバレルのようで、シェリーバットのハウススタイルを求める向きには無視されていましたが私は店でウケる美味いウィスキーだと感じました(笑)

ジュラは、私個人的に苦手な臭い脂の混じったピートがあったので見送りました。グレンキースとリンクウッドは機会があればまた試飲してみたいです♪

ではまた!

#イベント・レポート

この記事を書いた人