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【第2回】ウスケバ関東オフ会レポート@前夜祭②

ちょっと間が空いてしまいました、が、無かったことにして引き続き書いていきます。
テイスティングコメントもバリバリたまってきて、ネタがありすぎってのも考えものですね~
っていうか、気がついたらオフ会後1週間経過してる!いかん、早くレポート書き終えないと・・・

そんなわけで、”深夜も”の時系列はまだオフ会前夜祭(というかそのうち9月9日メゾンにもさかのぼらないとw)、
こってりロングモーンを楽しんで小休止の後、次はクライヌリッシュゾーンに突入GMクライヌリッシュ1972ビンテージ、そろい踏みの一枚。

GMケルティック・クライヌリッシュ1972-2009(36年)@写真中央は、時間と共に現れるベリー系のジャム感を参加者全員で再認識
GMケルティック・クライヌリッシュ1972-2010(37年)@写真右は、今年6月過ぎにリリースがあってまだなじみのある一杯だけに、ここでは自重
GMカスク・クライヌリッシュ1972-2001(18年)@写真左は、なんとledさんが、私が「チョット前の記事でクライヌリッシュ1972の短熟も飲んでみたいですね」なんて書いたものですから、
それに合わせてわざわざ持参いただいたという、大変ありがたい一杯。
オレンジに、硫黄を若干感じるクリーミー(オイリー?)な香りに、甘酸っぱさとかりんとうがマッチした香ばしさも感じる味わい。
思っていたクライヌリッシュとは少し違うながらも、それはバットな方向への違いではなく楽しめます。いやもう、マジで頭上がらないですね。

クライヌリッシュを堪能した後、
タケモトさんから「次は個人的に最強のこってり(しっかり?)を・・・」と出てきたボトルは、
ダグラスレインのOld&Rareシリーズ、グレンダラン1966-2002(36年)55.1%
タケモトさん秘蔵の1本で、なんと今回のために開栓されました。
前置きとして濃いようなコメントがあったので、それはもうこってこてのどシェリーなのかと思いきや、
しっかりとしたレザー感に、乳酸系の酸味、徐々にレザーは存在感を増し、それと共にシリアルやフルーツの甘さを感じることが出来ます。
開栓直後でこれだけのフレーバーがはっきりと顔を出し、複雑で濃さのある味わい、シェリーの濃さではなく、フレーバーの濃さなんですね。

なんというかガチムチ系なグレンダラン、これは脱帽モノです、グレンダランはオールドのオフィシャルとUDのレアモルト、過去に2種類飲んでますが、
このボトルは飲み手の力次第でより多くのフレーバーの表情を見ることができる、飲んでいて楽しくなる部類のボトルでしょう。

さて、誠に残念ながらこの辺から早くも記憶があやしくなってきます。
まだ4~5ショット程度なのですが、やはり疲れていたのでしょう・・・いわきのときほどのキレが体にありませんでした。

ウスケバ関東オフに持ち込み宣言をされていたチーフテンのアードベック1998-2009(11年)46%
前夜祭でフライングしていただきます。
加水ですが、はっきりとアードベックらしいスモーキーさと乳酸とやや攻撃的なアタック、焦げた木材感も若干あり、
なかなか良い完成度を感じる一本に仕上がっていると感じました。サラミとあわせてさらに美味い。

PDグレンエルギン1975-2010(35年)46.4%です。
大好きなグレンエルギンです。
例の奇跡から、一部で”くりりん=グレンエルギン”みたいな通り名がついてしまったようですが、その甲斐(?)あって、今回も素晴らしい一本をいただきました。
PDの70年代ビンテージは、嫌みのないオーク感(個人的には栗と栗の渋皮)がはっきりと感じられるモノが多いように思いますが、
この一本も例外ではなく、オーク→蜂蜜→熟したバナナやホワイトチョコ等の甘いフレーバーに変化します。完成度高いですね~。

1976ビンテージが記憶に新しい、トマーティン。それも1993ボウモアで一躍表舞台に出てきた感のあるウィスキーフェッスルのトマーティン1977-2007(30年)48.6%。何気にスクリューキャップ。
ビンテージは1977で当たり年1年外れですが、これも素晴らしく、フルーツ感ばっちり。
あ~癒される、というかこの辺マジで記憶がヤバイw
ただ一つ確かなことは、トマーティンのこのあたりのビンテージは今後要注意ってことですね。

さて、これがラストボトル、GMスペイモルトマッカラン1970-2009(39年)46% for LMDW

マッカランは60年代までという評価が定説になっているのか、マッカランは70年代になるとガクッと値落ちしているように思いますが、
70年どころか72年ビンテージまではまだ大丈夫、最悪74までOK、というのが個人的な見解で、
この1970スペイモルトも文句のつけようがないシェリー感、バランスで素晴らしいマッカランに仕上がっています。
また、GMなのでGM味があるのかと思いきや、このボトルはオフィシャルマッカランに共通するフレーバーがはっきりと感じられる、GMらしからぬ構成。
これについて、2~3トークを交わした記憶があるのですが、なんだったっけな・・・味が素晴らしかったこと以外覚えていないのです。
まぁ、それだけ締めにふさわしいモルトでしたということで・・・

 

いやぁ、思い返せば飲んでました、かなり。
中でも今回の一番は、やはりOBベンリアック1975ですかね。あのフルーツ感は衝撃的でした。美味すぎる。
また途中の秘蔵の1966ダランや、ラストの1970スペイモルトマッカランも良かったですし、
GMロングモーン1966とお手製生チョコのスーパーマリアージュもたまりませんでした。

次の日とか、なにそれってくらい満喫してますね。(エヘッ

さて上記マッカランを飲んだあたりで、時間はAM4:00
徐々に参加の皆様も帰りはじめ、私も始発電車を待つ状態。
結局この後もぐだぐだと飲んで、AM5:00過ぎ、霞みゆく空の下、霞みゆく記憶と視界と意識の中、
帰り道のチョイスはledさんに任せっきりにして、赤坂の町をフラフラさまよう私の姿がありました。
ledさん、本当にありがとうございました。

そしてタケモトさん、遠方からこれだけのモルトを持参いただき、ウスケバ関東オフ会に弾みをつけていただいてありがとうございました。
翌日もバリバリご迷惑をおかけしてしまうわけですが、感謝という言葉以外に表現が見つかりません。

惜しむらくはきちんと飲んだボトル全てのテイスティングコメントを残せていないというところですが、いずれまた出会うこともあるかと思いますので、その時にとっておこうと思います。
今回は体調も微妙だったし・・・次は万全で、モルト達に失礼の無いようにいきたいところです。

ご一緒いただいた皆様(Kさん、ryutaniさん)も、楽しいひと時をありがとうございました。

ちなみにへべれけな私のその後は、PM7:00頃、港南台駅到着。
駅のホームのエレベーターに乗った記憶があり、そこで記憶が途絶え・・・
なんやえらいまぶしいなと、目を覚ますと駅前のバスロータリーのベンチで爆睡している私がおりました。
”はじめての、べんち”
それも、人通りの多い駅前のバスロータリー。公園デビューよりよっぽど痛いですw

時間はAM10:30
三連休半ばの日曜日、人通り多い時間帯、状況把握に若干の時間を要しました。
そして、痛い視線は感じる余裕もなく、気がつくわけです。

オフ会開始時刻PM1:00で、現在地神奈川県大船付近、コレやばすぎだろと(笑)

>>オフ会レポートその1に続く(やっとw)

#ウスケバオフ

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