Arran Malt(アラン)
“The 15th Anniversary”
Aged 11 Years
700ml 54.6%
Distilled:1999
Bottled:2010
Cask type: Finished in AMONTILLADO Sherry casks
5640 Bottles
価格:6500円~7000円
オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆
香り:かりんとうのように香ばしく甘いが、やや植物質なトゲ、ジンジャーのニュアンスも感じる。
全体はしっかりと焼いたシュガートーストのようでもあり、若さゆえか荒さも若干感じるが勢いがある。
しっかりとシェリー系で個人的にはストライクゾーン。
味:やや粘性のある口当たり、穀物系で焙煎した麦のような香ばしさ、黒蜜、ビターオレンジ、麦茶、
香ばしさ主体でドライな構成、裏にはカステラのような甘さがあり酒質はしっかりしている。
余韻はドライでスパイシー、フレッシュというかやや荒さもあるが、これはこれでなかなか・・・
コメント:BURNSにて。アラン蒸留所が1995年に稼動を開始して15年がたち、その15周年ボトルとして販売された一本。
15周年記念ボトルで「15年の集大成」と銘打ってるんだから、15年ものなんだろうと勝手に勘違いしていたのですが、なぜかモノは1999年蒸留の11年もの。
えーっと、その選定基準はなんだったんでしょうか、と細かいところを気にしてしまいます。ま、そこはいておいて・・・
味のほうですが、これは好みが分かれるところと思いますが、私はこういう香ばしい系のシェリー感はストライクゾーンです。
これでカスクストレングスで6000円ちょっとっていうのは、コストパフォーマンスいいですね、まったく期待し手なかった分驚きでした。
余談ですが、本日六本木のアイラバーのベンリアック&グレンドロナックのテイスティング会に参加してきたのですが、
その際、講師としていらっしゃったW社のM氏は、元アラン蒸留所で働かれていた経歴があり、
この際だからと、アラン蒸留所の魅力とは何かという質問をぶつけてみました。
(M様、質問もそうですが、会全般を通していろいろとありがとうございました。)
で、自分はアランは大量生産でどうしても雑な感じという印象があったのですが、聞くところによると一日2分樽程度しか生産できない、丁寧に超スロー生産で蒸留しているということで、
それだけ丁寧に作っているのに、蒸留所の規模として良い樽を手配できないジレンマなど・・・いろいろお聞きして、アラン蒸留所に対する印象が180度変わった瞬間でもありました。
アランのアンバサダー(シェリーカスク)など、良いシェリーだなと思うものはありましたが、変な先入観からあまり良い印象を持ってなかったアランさん。色眼鏡はやはりよくないですね、何事も。
~~販売側コメント~~
アラン15周年(1995~2010)記念ボトル
15年間の集大成がここにある!
アラン蒸留所は1995年にアラン島に160年ぶりに復活した島唯一の蒸留所です。
良質な水に恵まれたアラン島は、最盛期には50以上の蒸留所が存在したほどウイスキーづくりに最適な環境が整っており、
また、ブレンド用ではなくシングルモルトのためのウイスキーづくりを行い、わずか15年間に多くのモルトファンを獲得してきました。
今年6月に15周年(1995~2010)を迎えたアラン蒸留所がこれを記念し、そして15年の集大成として、記念ボトルを発売いたしました。
アラン15周年記念ボトルは、まず、目を引くのは鮮やかなオレンジ色のカートンを、
蒸留所周辺に生息するワシの翼がプリントされたボトルで、記念ボトルに相応しい華やかなパッケージに仕上がっています。
1999年のホグスヘッドの原酒を2008年から2年間、アモンティリャードシェリーのバットに移し替え、
追加の熟成を行い、カスクストレングスでボトリングした世界で5,460本の限定商品です。
15年の節目を迎え、世界に羽ばたくアランウイスキーを象徴したデザイン。アランの更なる飛躍にどうぞご期待ください。
※8月13日、持ち込みボトル情報UPしました。
#アラン