Master Blender Pack
BRUICHLADDICH(ブルイックラディ)
86.6proof About 300 ml
“One of a family of 5 single scotch whisky to blend to your own taste.”
特級表記(従価税率適用)、JapanTAX有、通関印有
1960年代流通品
オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆
香り:冷めたコーヒー、黒糖パン、若干の炭っぽさ、葡萄の皮のようなほのかな苦味もあるシェリー感を感じる。
トースティーな香ばしさとふくよかな甘さ、ブルイックラディらしさは香りから感じることは出来ないが、純粋に素晴らしい。
味:素晴らしいシェリー感、若干のミントっぽさを伴う。濃い紅茶やビターチョコ、煮たイチゴ、しっとりとして甘さはふくよか。
余韻は若干のビター感があり、少しピート由来と思えるフレーバーも混じる。喉の奥から来るじわじわとしたシェリーの戻り、
少しボディが弱い感があるが、これだけ良質なシェリー感があるとそんなマイナスは吹き飛んでしまう。
コメント:小倉のBAR,スタッグにて。大阪万博のころ、5本セット当時価格でウン万円という価格で売られていたという、シングルモルトとシングルグレーンのセット。
(通関印はこの5本を収納していた箱に押されていたそうです。)
その楽しみ方は、ボトルに書かれた“One of a family of 5 single scotch whisky to blend to your own taste.”のとおり、
ブレンドして自分だけの味を作って楽しむことを目的としたもの。
そりゃ当時は今ほどシングルモルトが一般的じゃない、ブレンデットが主流の時代ですから、当然といえば当然ですが
これを混ぜてしまうなんてなんて贅沢、恐ろしい時代があったものです。
マスターブレンダーズパック内訳
・グレンファークラス
・マクダフ
・トマーティン
・ブルイックラディ
・インヴァーゴードン
今回、マクダフとブルイックラディを飲むことが出来ましたが、熟成年数がどれもかかれておらず、
味からするとブルイックラディは15年前後、マクダフは10年くらいかなという印象。
どちらも素晴らしいシェリー感で、個人的な好みとしてはもうひとつパンチがほしいところでしたが、至福のひと時を味わうことが出来ました。
後々調べてみるとマクダフは創業が1962年なので、仮に69年や70年に販売されたボトルだったとしても、
熟成感から逆算すると蒸留初期も初期、スタート時点の原酒だったということになります。
ブルイックラディも40年代ないし50年代という今じゃ考えられない年代のモノ・・・
出されたときから、こりゃすげーの出てきたなと感じていましたが、
改めて、大変貴重なものを飲ませてもらったなと感じ、西の方角、九州に足を向けて寝られないくりりんでした。
※8月13日、持ち込みボトル情報UPしました。
#ブルイックラディ