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SMSポートエレン1982”N,NAKAMURA”

Scotch Malt Sales
“TASTER”
PORT ELLEN 1982
(ポートエレン1982)

700ml 57%
Aged 27 Years

Distilled: 1982
Bottled: 2010
Cask type: Refill sherry
Bottle No: 002/156

“Selected by N,Nakamura”

価格:27000円前後
オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆

香り:柑橘系ではないフルーツの皮(リンゴや洋ナシが近い)、塩っぽさは鋭く感じる。
焼いたスルメ、ピート薫香、アルコールの刺激も。奥からやや香水感、桃、時間と共に塩は醤油っぽく感じるようになる。

味:口当りは粘性のあるフルーツ感だ、甘みのあるグレープフルーツや海草、ピート(というよりは土っぽさ)、中間から塩がしっかり感じられる。
度数を考えれば柔らかさのあるボディで、じわりと広がっていくフレーバー構成。
鼻抜けしっかりで、余韻はややドライ、黄色いフルーツと口奥にビターなピート感が残る。

コメント:キャンベルタウンロッホにて。本BARのマスター、中村氏がチョイスしたポートエレン。
まず飲まれた方の共通する印象として、リフィルシェリーカスクながら、シェリーっぽさがあまり表に出ていないというのがあり、総じて評判の良いボトルです。
私も「おぉ、82のポートエレンで、このレベルのモノがよくでてきたなぁ」と。

リフィルシェリーとしても悪くない樽を使ったのでしょう、樽由来の成分が酒質を底上げして、特徴もうまく残っています。
生木のような嫌味も出ず、ギスギスした硬さもなく、非常にバランスの良いところと感じます。

中村氏は選ばせて貰ったサンプルが良かったんですよと、ご謙遜されていましたが・・・いやいや流石のチョイス、感服いたしました。
正直なところ、私は最近リリースの続く80年代閉鎖間際の無駄に高いポートエレンであれば、カリラでいいじゃんと、
何か特別な思い入れが無い限り、80年代はポートエレンをチョイスすることにアドバンテージを見出すことが出来ないと感じる嗜好(思考)の持ち主なのですが、
こういうのを飲まされてしまうと、ポートエレンにしてもぐらっときてしまいます。

ちなみに私は、キャンベルさんで飲む前、確か1週間ほど前ですが、
ハセガワさんに開きたてほやほやの試飲があったので、そちらで軽く予習して、今回の注文となっています。
時間の経過でどう変わるかについては、後半に少し香水感が出てきたなというのと、
ピート感も開けたてはもう少しはっきりしていたなという感じです。

したがって開けたては、どちらかというと以前飲んだOB長期熟成ラガヴーリンのような印象があり、
時間の経過した今回は、後半に「あ、ポートエレンっぽいな・・・」というところも感じ取れました。

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#ポートエレン

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