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OBダルモア20年黒ダンピー1970”s

 

DALMORE(ダルモア20年)

Years 20 Old
43% 750ml

Black dampy bottle
1970年代流通品

オススメ度(9)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆

香り:上面にはっきりとシェリー酒、そしてフルーツ。この年代らしく上等なポートワインとも思えるような
甘く上品なシェリー酒香がしっかりと、その奥からハッカやメンソールが嗅ぐほどにスーッと存在感を出してくる。
香りのフルーツ感は、白ブドウ、サルタナレーズン、皮っぽさもあるフルーツを感じる。
ふくよかであり、しっとりとした香り立ちからメンソール系へ、すばらしいシェリー感だ。

味:スムーズだが少しべたつきのある口あたり、砂糖で甘く煮詰めたイチゴ、プルーン、メイプルシロップも感じる。
中間以降は舌の上にどっしりとした黄桃のペーストが存在感を出し、余韻まで残り続ける。
後半は口奥に若干のピート感があり、鼻抜けは柔らかいピートとシェリー酒、しっとりとした甘さ。
余韻にかけてフルーツが残っていくイメージで長く続く。
加水するとトロピカル系で、パイナップルジュースのようなフレーバー、シェリー感も素晴らしいが、
とにかく原酒の質も良いのであろう、しっかりとしたコクがあり、実に味わい深い。

コメント:キャンベルタウンロッホ11周年、3本目のダルモア黒ダンピー。
個人的には、今回のラインナップ6本の中ではこれが一番ストライクゾーンでした。
っていうか、どストライクですね。

ラストのブローラも捨てがたいところですが、ダルモアでこれだけのモノが出てきたら・・・いやもう脱帽です。
これが一番興奮(静かに)して、時間かけて飲んだと思います。

今回は1970年代流通の20年ものということで、1950年代の蒸留です。
ダルモア蒸留所は1986年まで自家製麦、1966年にポットスチルを4基から8基に増設を行っており、そのさらに前、
自家製麦を行っていてかつ、ポットスチルが4基だったころのモノ。

シェリー樽の質もすごく良いです、流石50年代。
最近のダルモアさんはちょっとかわいそうなことになりつつありますが・・・
80年代流通あたりまでのダルモアはどシェリーでも、リフィルでもホント味わいが良くて大好きです。

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#ダルモア

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