DOUGLAS LAING
Old Malt Cask
SCAPA 1974
(スキャパ 1974)
Aged 25 years
700ml 50.0%
Distilled: 1974 November
Bottled: 2000 May
Bottle No,524
Cask type: Sherry
オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆
香り:上面に嫌味のないシェリー酒の香り、しかし紹興酒感は一切なく、瑞々しささえ感じる黒葡萄感、プルーン、
しっとりとしており、アメリカンオークシェリー樽由来のフレーバーがしっかりとある。
時間と共に煮出した紅茶も感じる。
味:甘くやや粘性のある口当り、みたらしや若干の醤油っぽさ、和のテイストと共にしっかりシェリー。
バランスとしては序盤の広がり重視、後半はドライでやや塩っぽさをかんじる、ハーブ感少々、そしてスパイシー。
滑らかで中盤からはシェリーが強いが、がっつりシェリー系として味わうならOKだろう。
コメント:三鷹BURNSにて、締めの一杯。この辺に来るとテイスティングが結構いい加減になってきます。
一言で言えばどシェリー系、スキャパのフレーバーを探すのは中々難しい一本です。
ただ、アメリカンオークシェリー樽の特徴をしっかり捕らえているモノでもあるので、
良質シェリー樽のフレーバーの理解という点では非常にわかりやすいかと思います。
またスキャパ蒸留所といえば、ビジターの受け入れを積極的に行っていないことに加えて、つい先日活動の休止が決まってしまったという蒸留所。
ハイランドパークとは違い、そのミステリアスさから、是非一度いってみたい蒸留所と考えていたところだったので・・・悲しい限りです。
さて本ボトルですが、OMC旧ボトルで2000年販売、ボトラーズやオフィシャルの価格的なことも含めると本当に良い時代だったと思えるころ。
今こういったものを買おうと思うと、それこそウン万くらい余裕で飛びますが、昔はコレが1万程度で買えていました。
下手するとおつりが来ることもあり・・・ウン、安すぎ。
まぁ過去のことを美化したところで、今が変わるわけではないですし、そもそも私は2008年以前のウィスキー事情をコレでもかというほど知りません。
なので、今、過去の流通価格ベースの値段でこういったものを飲ませてもらえると、本当にうれしいですね。
#スキャパ