いわきでのイベントを一通り終了し、自宅に帰宅したくりりんです。
今回はBARヒースで行われた、テイスティング会の様子をレポ!
(いわきではWiMAXが入らないのと、無線環境が手元になかったのでその場でのUPとは行きませんでした。ご容赦ください。)
~当日の補足~
朝5時まで続いた前夜祭、一度宿に戻ってブログ書きながら寝落ち。
翌日は10時半のチェックアウトでホテルを出て、まずは会場の後片付け。
飲めなかったボトルたちに未練が・・・
しかしタケモトさんが、次回関東オフに持参予告をされていたので、またまたご迷惑をかけてしまう形になりますが、次回に思いを馳せたいと思います。
その後、くりりん的に今まで食べた鰻の中で、過去最高にうまかった”サマローリうなぎ”を食し
ジャパニーズシャンペンをラッパ飲みしながら、会場となるBARヒースへ徒歩移動。
名づけて”サマローリうなぎ”
脂の質が極めて上質で、まったく臭みのない・・・焼きの香ばしさと程よく甘いタレが絶妙(涙)
~~補足ここまで~~
ヒースさんのテイスティング会は、”モルトをテイスティングする楽しみ”ひいては、モルトを飲む楽しみを伝えたい、という想いを具現化した構成になっており、
ボトルや蒸留所の解説付きの資料、各ボトルごとのテイスティング&ノージングサークルまで準備され、
ただ飲んでおしまいという、ありがちなテイスティング会ではなく、何かが残ってくれれば・・・というマスターや協力されているタケモトさんの想いを感じることができました。
テイスティング会のボトル構成は
・グレングラント1974 5年 43度(ドイツ向けプラキャップ)
・GMスペイキャスト15年 40度 1970年代流通(ジャッコーネ表記)
・マッカラン1966 43度 17年前後 (ジオベネッティ社表記)
・スプリングバンク・ローカルバーレイ1966-1996
・TWA PD フェッターケアン 1975-2008 58.3度
の5本に、その後はフリーテイスティングで先日発売されたGMケルティック(モートラック、グレングラント、クライヌリッシュ)等。
会の進行としては、まずマスターがボトルや蒸留所を解説し、その後参加者でテイスティングします。
そして参加者を代表してタケモトさんを含めたウスケバブロガーが感想(テイスティングコメント)を述べるというもの。
・・・
え、俺ら感想言うんすかw
いきなりトップバッターとしてグレングラント1974(5年)の紹介をまかされたくりりんさん、緊張のあまり手が震える震える。
その後は”飲んだ酒を淡々と記録するよ”の射命丸さんや、”今日も水割り”のまぐぽさんが、それぞれ順番にスペイキャスト、マッカラン、と感想を述べ会は順調に進行。
次は一周してスプリングバンク・ローカルバーレイ1966-1996なんて、伝説のボトル紹介をくりりんが担当することに。
その紹介はどんな感じだったのか、こんな感じです。
「えー、またご指名いただいました、くりりんです。
このスプリングバンク・ローカルバーレイ1966ですが、味の前にラベルが非常に面白いんです。
鉱山、工場、蒸留工程といった一枚絵になっていますが、キンタイア半島で取れた石炭を使って、
同じく現地で取れた麦を蒸留し・・・という説明になっているんですね。
香りですが、まず上面にスポーツ用品店でグローブコーナーにいるようなレザーの香り、
その次にトースティーな麦や樽の香り、この樽の香りですが焼いた栗のような香ばしく甘い香りがします。
さらにあわせてベリー系の甘酸っぱい香りもします。本当に複雑で、どんどん香りが変化して、
もっとお前のことを知りたい!と思わせてくれる、楽しい気持ちになるモルトです。
味のほうですが、甘酸っぱい口当たりから、ベリーや酸味、これが舌の上で唾液と混じるとよりクリーミーになって、
ラズベリーソースがかかったヨーグルトのようなフレーバーを感じます。甘酸っぱさがスーッと鼻に抜けていきますね。
そこから余韻にかけては焼いた栗や麦の香ばしさ、口奥に若干渋み、複雑でこれ以上ない、大変すばらしいモルトだと思います。」
ヒースのマスターいわく、若手バーテンダーも参加するんで、ぜひビビらせてやってください。
なんて話でしたが、まさかガチでコメント担当だったとは・・・こっちがびびってましたw
もう、どきどき。
しかし、思いがけぬ役割もありましたが、私のコメントに対して共感していただいた部分もあり、同じように感想を述べてもらえるとすごくうれしいですね。
それこそが、こういう会だからこそできる楽しみでもありますし、ウィスキーだからこそこういう語り合いができるのかもしれません。
そしてそういう中で、自分が一役を担えたことは、いちブロガーとして、ウィスキー好きとして、大変光栄なことと感じています。
その後はフリーで、GMケルティックを飲み比べたり、気になるモルトをちびちび。
本当はもっと飲んでいたかったのですが、迫る電車の時間・・・
18時20分の電車に間に合うように店を出ました。
もっと飲みたかった・・・無念!
さて、これにていわきモルト行脚の旅は終了です。
前日いわき入りしてから約26時間半、だらだら27時間テレビなんて目じゃないほどの、
もう1週間分ぐらいの時間を過ごしたような、それほど濃密な2日間でした。
これから飲んだ1ボトル1ボトルに対してテイスティングノートをつけて整理していきますが、
今回の旅のすばらしさ・・・皆様にも伝わったでしょうか。
「くそ、くりりんの野郎、マジうらやましすぎるぞ!楽しそうだな!!」
という気持ちが芽生えていただければ、私は満足です(オイw
最後に、この場をお借りしてタケモトカツヒコ様、BARヒースのマスター・斎藤様に厚く御礼申し上げます。
タケモトさんには今回のイベントにあたり、何から何まで準備をしていただいて、さらに当日はいわきの案内まで・・・もうホントに頭が上がりません。
また、斎藤様は前夜祭においてドリンクのサーブや現場取り仕切りなどを進めていただけでなく、本日のテイスティング会でも大変お世話になりました。
そして今回の前夜祭、及びテイスティング会でお会いし、お話させていただいた皆様。
やかましいヤツがギャーギャーと騒いでいたかもしれませんが、お付き合いいただきありがとうございました。
本当に楽しい夜を、楽しいイベントを満喫することができました。今後とも、よろしくお願いいたします。
・いわきの地酒 又兵衛ふくみ(ラガヴーリンもびっくりのキレ上がり!とのこと)
・マッカラン TWENTIES (いわき駅前のデパートの酒屋にあった、チョット前のマッカラン1920年代復刻版)
~~87Malts Night!! 音声ファイル公開~~~
Part1,マッカラン1966からGMグラント1956の途中まで
Part2,GMグラント1956からDTボウモア1966、そしてSRボウモア1966/84の途中まで
Part3,SRボウモア1966/84からSRオード1962/84 第1部ラストまで
Part4,第2部ブラインドテイスティングスタート、ledさん提供の羽生1988/2006 キングオブダイヤまで
Part5,第2部ブラインド2本目、ジャッコーネボウモア1969/1978まで
Part6,第2部ブラインド3本目、グレンエルギン12年・1970年代後期流通(くりりんの奇跡)からSRボウモア1966/84の驚愕の変化まで
Part7,第2部ブラインド4本目、ゼニス・ローズバンク15年からフリーティスティング途中まで。録音終了
~~87Malts Night!!&BARヒース・テイスティング会現地レポは以下より~~
【完】87Malts Night!! くりりんSide(7)
【速】87Malts Night!! くりりんSide(6)
【速】87Malts Night!! くりりんSide(5)
【速】87Malts Night!! くりりんSide(4)
【速】87Malts Night!! くりりんSide(3)
【前】87Malts Night!! くりりんSide(2)
【旅】87Malts Night!! くりりんSide(1)
#87Malts Night