High Spirit”s
Natural cask strength selection
Ben Nevis (ベンネヴィス or ベンネビス)
Aged 17 Years
Cask No,2624
DISTILLED: 1992
BOTTLED: 2009
700ml 57.1%
価格:約10000円
オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆
香り:最初はねっとりとしたジャム系のフルーツ感(ママレード)があり、
時間と共に麦と黒砂糖の香ばしさと甘さが前に出てくる。トーストした黒糖ロールパンのようでもある。
ややアルコール感、しかし度数を考えれば順当ないし比較的収まっているとも言える。
味:口当りから黒砂糖、焙煎した麦、かりんとうフレーバーが広がる。
酒質として強さはあるが、アルコールの刺激は度数ほど感じない。
余韻まで続く香ばしい甘さと、奥には蜂蜜やベリーのニュアンス。
鼻抜けは麦芽質、戻りは思ったほど無いが余韻は長く続く。
口当りから余韻に向かってまっすぐ伸びていくフレーバー構成。美味。
コメント:写真取り忘れていたようなので、借用いたしました・・・orz
個人的にベンネヴィスはフルーツ系(オフィシャル10年はトロピカル傾向だというが、飲んでいない)
というイメージが頭にあったが、そこに前回の34年があったので一歩引いてしまっていた。
それを吹き飛ばしてくれたのがこの一杯。素晴らしいシェリー系モルト、そしてかりんとうフレーバー!
個人的にかりんとうフレーバーは大好きなので、好みのど真ん中に来る絶好球。
以前飲んだマキロップチョイスのモストウィー1979も、この系統のかりんとうフレーバーがあって「おおっ、これは!」と思ったが、
モストウィーのほうは硫黄質も感じられたため、その分今回のベンネヴィスのほうがさらに好みに近い。
時期的にはニッカ所有になって、再稼動した後の原酒。
いいねぇ、イイモンつくってんじゃんベンネヴィス!
<以下、雑談>
今夜は休肝日なので、フレーバーの復習です。
今回のお題はビワ、そしてプラム。
ビワはウチの祖父が好きで、昔から良く食べていた馴染みのある果物。
しかし大学院進学→一人暮らしとなってからはもうめっきり・・・
いい機会なので記憶の底から正しい味を呼び起こします。
プラムは生というよりは、どちらかというとドライプラム(プルーン)のほうがなじみがあり、
フレーバーとしてもそっちをイメージすることが多いですが、今回はあえて生プラムです。
果物でビタミンや食物繊維も取れて、さらに勉強にもなって、一石二鳥とはこのことかー。
まいうまいう
#ベンネヴィス