DUNCAN TAYLOR
Special Peerless
GLENROTHES(41年)
(ダンカンテイラー・スペシャルピアレス グレンロセス)
50.9% 700ml
Cask No,13510
Bottle No,115/271
蒸留:1968年11月19日
瓶詰:2010年3月8日
価格:19000円前後
オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆
香り:乾いた木、シナモンが上面に、いわゆるピアレス香も感じることが出来る。
続いて桃やレモンのクリーム、オーク、アルコール感は約50度とは思えないほど少ない。やさしい広がりだ。
加水で徐々に青リンゴや、白色フルーツとジンジャー感、しかしややおとなしいか・・・
味:クリーミーでやわらかく甘酸っぱさのある口当り、ヨーグルトに桃、ベリーや熟したグレープフルーツ、口内でしっかりと広がる。
後半に少量のジンジャー、オーク(栗)が続いてスパイスは控えめ、鼻抜けは栗感しっかり、心地よいビター感を伴って長く続く。
ボディ感しっかり、噛むことでよりフレーバーの広がりが増す。
こちらも50度とは思えない柔らかさ。加水でさらに角が取れて滑らかに、スイスイ飲めてしまう。
コメント:開栓直後のテイスティング。香りはまだ広がるような印象を受けるが、全体的には口開けから非常に良くまとまっている。
特に酒質の滑らかさを評価したい、しっかりとした芯を持ちながら、角は取れていてきわめて滑らか。バランスも良く、お手本のような長熟ウィスキー。
こてこてのシェリーもいい、がっつりピートもいい、しかし美味しいウィスキーとはこういうものなのかもしれない。
その女性的な優しさに癒されながら、じっくりと一杯を楽しみたい。
ウィスキーマガジンライブ2010、MCダンカンテイラーの参加者が3つのサンプルから選んだモノ。
同じものでグレングラントもあるが、ボトリング本数はグレングラント142本、グレンロセス271本とグレンロセスのほうが多くボトリングされている。
そのためか、グレンロセスのほうが多くの酒販店で見ることが出来る。
なぜグレングラントとグレンロセスだったのかについては、「たまたま事務所に樽が転がっていたからさ」とのこと。
まぁこれでボウモアとか出されたら、一本いくらになったんだかw
適度な知名度の2銘柄だからこそ、手が出せる範囲の価格で提供できるのだろう。
さて、グレンロセスはマスタークラスのテイスティングの際は59.6度のサンプルだったが、ボトリングの際は50.9度、明らかな度数ダウンがあったサンプルである。
そこが少し残念ではあったし、ハセガワで試飲してみるとMCの時と比べて印象も変わっていたように感じて、食指も進まなかったのだが・・・
いざじっくり1ショット以上を味わってみると、マガジンライブのテイスティング際よりフレーバーは厚みを増し、よりはっきりした甘酸っぱさも加わっているようだ。
好みによりけりだが、これはこれでアリなんじゃないかと思えてきた。
時間によるポジティブな変化のありそうなフレーバー構成で、時間をかけてじっくり楽しみたい。
☆は7か8か悩んだが、思い入れもあるので☆8に!
・・・で
あれ、昼の更新のときに予定していたネタと違うじゃないかと思われた方。
そう、今日は、昨日飲んだロングモーンやグレンゴインあたりをUPする予定でした。
が、いつもノートを鞄に入れて持ち歩いているため、たまたま今日会社で荷物整理をした際に・・・会社に忘れてきた!!!
これじゃブログ書けねぇ~!
ということで、急遽ネタを前倒しして、このボトルの自宅テイスティングをすることになりました。orz
明日用事で会社近くを通るから回収しないと・・・
~~~以下、ご参考:ウィスキーマガジンライブ2010、MCの際のテイスティングコメント~~~
グレンロセス1968 Sample No,3
41年 59.6度
評価:4(5段階評価)
香り:さらっとしたライト系だがフルーツ感もしっかりある。
いわゆるピアレス香、木に生ったままの白桃。華やか。
味:非常に柔らかい飲み口で飲み疲れない。シロップ漬けのフルーツ、甘い蜜が広がって口の中を満たす。
フレーバーのバランスが良く、アルコールはほとんど感じない。
余韻は麦のビターさとフルーツ、なめらかですっきりとしている。
#グレンロセス