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GMCCグレングラッサ1983-1993

ゴードンマクファイル コニッサーズチョイス
グレングラッサ(グレングラッソー)
1983-1993
40度 700ml

オススメ度(5)
☆☆☆☆☆

香り:麦系の香さに、海苔や海草のニュアンス、クリーンでオレンジやシナモン、
さわやかな香り、時間と共に炊き立てのご飯、奥にややヌカっぽさ、嫌味ではないが石鹸のような香りも。

味:口当りはスムーズで甘い蜜のよう、広がりは普通でなめらか。カラメルや蜂蜜、麦感と合わさってビターでスウィートな余韻に続く。
余韻は意外と短い、鼻抜けに香ばしさ、微量の硫黄も感じる。

コメント:BURNSにて。ボトルの裏面を見ると・・・おお、お手ごろじゃないですか!ということでチョイス。
今までウィスキーで感じたことのないフレーバーがある、面白い一本。熟成期間は10年だが、ポテンシャルはなかなか高い。

グレングラッサの閉鎖は1986年なので、比較的間際の原酒といえる。
GMの場合、原酒(ニューポット)を同社の集中熟成庫に持っていって熟成させる場合と、現地で熟成させた樽を買い取る場合があるため、蒸留所由来の個性が出ていないモノも場合によってはある。
この一本はややカラメル質ではあるものの、このへんグラッサらしいかなと思えるところもあり、おそらくは熟成後の樽を直接買い付けたものだろう。

今でこそ、そこそこ良いモルトと思えるが、なにせこのボトルの流通時期は90年代初期、探せば黒ダンピーボウモアもまだ見つかったろうし、マッカランも旧瓶だった時代である。
バランスは良いが可も無く不可もなくといったところが、有名蒸留所であればともかく、無名蒸留所には厳しいのだろう・・・

2008年の蒸留所復活、今後の飛躍に期待したい。

#グレングラッサ

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