シルバーシール
ポートエレン 31年
40度 700ml
Bottle No,105/156
蒸留:1969年9月
瓶詰:2001年3月
価格:某ショップでは10万↑の値段が・・・
オススメ度(5)
☆☆☆☆☆
香り:ひっそりとしている。麦感、塩っ気、土、微量のピート薫香。
全体を通してアルコール感の無い、穏やかでやさしい香り。
味:クリーミーな口当たり。ヨーグルトやグリーンマンゴーのような甘酸っぱさ。
ボディは華奢で40度ということを加味してもそれほど広がらない。
中盤に微量のヨードが現れるが、穏やかなピートが前に出てきて消える。
余韻はくすぶったピート香、麦の香ばしさ。適度にドライでやさしく短い。
香りに続き、味も全体的にフレーバーがおとなしい。
コメント:BURNSにて。貴重な60年代のポートエレン。
バランスは良いし美味しく飲めるが、「これだ!」という強みが感じられなかった。
まぁそういう意味では、ポートエレンらしいポートエレンと言えるかもしれない。
個人的な意見を言えば、この手のボトル(モルト)は事前情報によるプラシーボ効果が発生しやすいように思う。
今回のポートエレンにいたっては、
“60年代”“シルバーシール”“閉鎖蒸留所”“ポートエレン”“アイラモルト”
付加情報だけで何役いってんだというハネ満モルト。
(極論、モルトの価値は美味しく飲めるかどうかなので、付加情報もモルトの強みといえば強みなのだが・・・。)
こういうモルトの場合、ブラインドテイスティングで飲むことによって、また違った評価を受けることが出来るという印象。
値段についてどう思われるかは、それらの評価しだいということで。
#ポートエレン