キングズバリー
リンクウッド 24年
1973-1998
700ml 46.0度
Cask type: ex-Sherry butt
Cask No, 14037
オススメ度
☆☆☆☆☆☆☆
香り:トップノートで華やかなフルーティー感、薄口醤油
奥から南国感、マンゴーやパッションフルーツがふわりと出てくる。
梅の酸味、ややアルコールもある。
味:フルーティーでクリーミーさもある、薄口シェリー系だ。
薄口シェリーとはいっても、フルーティーで複雑な味はさすがリンクウッド。
マンゴーやそれほど強くないオレンジに、ビターな麦感、ほんの少しスモーク、スパイス。
ピリピリとしたフレーバーがフルーティーさと合わさってハーモニーを奏でている。
余韻は甘苦さとスパイスを伴い、じんわりと長く続く。
コメント:リンクウッドの長所ともいえるフルーティーさが、リフィルシェリー樽でうまく伸ばされている。ストレート、加水、どちらでもいい。
ある日の3杯目「そろそろ本気出してみようか」とマスターが出してきたもの。
それまでに飲んでいたのはインヴァリーブン、オード(1980年代)だったので、確かにちょうどいいモルトだ。
何が本気なのかは不明だったがw
リンクウッドは前にダンビーガンのリンクウッド10年43度を、3000円くらいで手に入れてコスパの高さに驚いてからひそかにお気に入りの銘柄。
それにしてもこのころのキングズバリーは総じて期待を裏切らないモルトが多い。
そういえば、リンクウッドは1971年に大改修を行い、新たな蒸留棟を増設しており、
増設後は、昔から使っていた蒸留棟をリンクウッドA、新しいほうをリンクウッドBと呼んでいたらしい(スライムじゃないんだからw)。
今回のボトルのリンクウッドは1973年蒸留、ブレンドの可能性も大有りだろうが、果たしてどちらの蒸留棟によるものか・・・
まぁこんだけ美味しければどっちでもいいんだけど。
#リンクウッド