VAT69 従価特級
(協和発酵株式会社)
43度 750ml
価格:2000円(ヤフオクで3000円~5000円程度か)
オススメ度
☆☆☆☆☆☆
香り:軽くスモーキー、グレープフルーツ、カラメル、ヒネ香、黒砂糖、後からお好み焼き屋のソース、アルコール感は無く非常にふくよか
モルティーで若い原酒の感じはほとんど感じない。飲み終わったグラスからは、甘酸っぱく心落ち着くオールドシェリーのような香りも感じる。
味:お手本のようなオールドブレンデット、スモーク、甘さ、ビター、麦芽、ヒネた風味、カラメルやバニラ、のようなフレーバーもある、実に良いバランスを保っている。
状態の悪いオールドボトルにありがちな、べったりとした感じや過度なヒネ香は少なく、意外とフレッシュ、ボディも厚くストレートでもぜんぜん楽しめる。
余韻はドライ、さわやかでスッとのどの奥に引いていく感じ。 価格を考えればコスパはきわめて高い。
100種類のブレンドサンプル(ヴァッティング)を作り、その中の69番目が製品として選ばれたことで、ヴァッティングNO,69から、VAT69となったエピソードがあるブレンドウィスキー。
メジャーではないが、オールドウィスキーファンならまず押さえているであろう一本。現行品はやはり味がまるっきり変わっており、飲む価値は無い。
80年代以前のVAT69はロイヤルロッホナガーなど秀逸な原酒がふんだんに使われており、80年代前半のモノでも十分うまいが、70年代流通の花瓶のようなボトルはさらにうまい。
あぁ、どこかに状態良い70年代売ってないかな
ヤフオクだと1本1万くらいするからちょっと手が出ないのよね
#ブレンデット