Gordon & Macphail
Connoisseurs Choice
CAPERDONICH
(ゴードンマクファイル キャパドニック1969)
Aged 40 Years
700ml 46%
Distilled: 1969 Feb
Bottled: 2009 May
Cask: 2nd Fill Remade Hogshead
価格:13000円前後
オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆
香り:チャーしたオークのニュアンス、サツマイモやレーズン、アルコールも感じられる。
焦がしたキャラメルとバニラのようなコクがあって、ビターで香ばしい甘さが充実している。
GM系のカラメル香は少なく、樽が強い印象だが、香りの奥からほのかにキャパドニックらしいフルーツフレーバーも感じられる。
味:スムーズな口当り、南国フルーツやカラメルで煮た林檎、皮が焦げた焼き芋のようなビターさとクリーミーな甘さ。
ボディはさほど厚くなく、やや粘性があって中程度。鼻抜けはビターでフルーツ香もある。
余韻は舌に残るように長く続くが、余り良いバランスではなく、ビターさが強くなってくる。
序盤はキャパドニックのキャラクター、中間から後半はGMらしさか・・・
コメント:BURNSにて、最近ダンカンテイラーのピアレスで一気に日の目を見たキャパドニックのコニッサーズチョイス。
香りは樽が強いが中々良い印象で、口当りもキャパドニックらしいフルーツ感があるのですが、
後半がチャーしたオーク由来のビターさが強く支配的になり、ここまでの流れが途切れてしまうのが残念です。
樽は2nd Fill Remade Hogshead、ということですが、フレーバーから推測するに、
おそらく2回使った後のシェリーバットをホグスヘッドに加工、さらにリチャーを加えた・・・というところでしょうか。
今回のテイスティングは口開けをいただきました。このビターさが時間と共に開いてこなれてきてくれれば、バランスも多少良くなるか・・・
蒸留所の姿がある中で、ある意味でGMらしさのある1本に仕上がっているように思います。
ただ、最近のGM(特に加水は)=没蒸留所個性という印象があったのですが、このボトルに関しては、ギリギリ蒸留所の個性が残っているように思います。
#キャパドニック