今年、クラシック音楽界は、ショパン(生誕200年)、シューマン(同200年)、マーラー(同150年)のメモリアル・イヤーだそうな。
巷のお祭り度は、ショパン >> シューマン >= マーラーの順のようだが、
私的には、マーラー > ショパンだ。
(あれ~ぇ、シューマンさんは?=笑)
グスタフ・マーラー(1860年7月7日 – 1911年5月18日)は、ウィーン宮廷歌劇場(現ウィーン国立歌劇場)、ウィーン・フィルハーモニー、ニューヨーク・フィルハーモニックなどを歴任した名指揮者であり、交響曲と歌曲の作曲家。
指揮者としてのマーラーの愛弟子はワルター、その弟子がバーンスタイン、またその弟子が小澤征爾氏と続く。
他方、作曲家としてのマーラーを初めて聴いた曲が、ラジオ放送の外山雄三/NHK交響楽団の交響曲第1番。
それまで聴いた堅苦しくて辛気臭い(笑)クラシック音楽と違って、爽快かつ壮快な楽曲に、すぐにマーラーのファンになった。
初めて買ったクラシック音楽のLPレコードも、ワルターの第1番。
1960年頃から普及し始めたステレオ録音方式で、ワルターが再レコーディングした貴重なLPの一枚だ。(写真は買い直したCD盤)
「1961年の録音だが、当時CBSコロンビアがバーンスタイン/ニューヨーク・フィルによるマーラー全集を企画、「自分をさしおいて」と心おだやかでないワルターが、「これを見よ」といって録音したのがこのレコードなのだ。
死の1年前、もう自分に全集を完成させる余力が残っていないことを悟っていたからこそ、ワルターはよけいに無念だったのだと思う。バーンスタインは録音を聴き、自分には到底できないと知り、レコーディング計画をワルターの死後まで延ばしたのだという」(宇野功芳氏)
「私が死んで50年たてば、私の時代がくるだろう」というマーラーの言葉どおり、彼の時代がやって来た。
60年代以降、マーラーのステレオ録音の新盤が湯水のように(笑)発売され、さらに50年たった今、新人指揮者が(プロデューサーが?)デビューCDにマーラーを選ぶ時代になった。
(注) SP盤やモノラルJP盤を含めると、2,000タイトルと言われる。
さて、久々に聴いたワルターの第1番。
やっぱりワルターはいいなぁ・・・というのと、第1番から名作という作曲家はマーラーだけだね・・・という感想。
でもって、CDを衝動買いの大人買い。(←おバカですね=笑)
レナード・バーンスタイン指揮、世界初の交響曲全集。
写真が若々しい。
ロリン・マゼール指揮。
マーラー縁のウィーン・フィルの初全集。
ガリー・ベルティーニ指揮。
発売当初はあまり(まったく?)話題にならなかったが、近年、評価が高まった。
エリアフ・インバル指揮。
初・インバル!
以上すべて輸入盤。
四つの全集(CD計52枚)、17,000円でお釣りがきた。
昔なら一つの全集だけで、4万円近くしたと思う。
小澤征爾氏の全集も欲しいが、まだまだ、ちょっとお高いので・・・。(涙)
輸入盤と国内盤の価格格差、なんとかしてくださいませ。
#音を楽しむ!