近所にたいへんに美味い居酒屋(店主は、こと料理に対して「獣偏の王=狂」だ)があって、いつもお客でいっぱいに溢れている。
その居酒屋が企画した蔵元見学会(要は「酒飲みの遠足」である!)に参加させてもらった。
常連客を乗せた大型バスは、神奈川県は丹沢へ。
山の中腹から雲が湧き上がる冷涼な気候。
むかし某社がウイスキー蒸溜所の建設を検討したが、工場排水が飲料水用ダムに流れ込むために許可が下りずに断念したとか・・・(噂話ですが)。
バスは、文政13(1830)年創業の大矢孝酒造に到着。
3組に分かれて、杜氏でもある八代目当主の案内で、醸造蔵を見学。
これまで観光のついでに、各地の酒蔵をチョロッと見学させてもらったことはあったが、時間をかけて本格的に懇切丁寧に説明していただいたのは初めてだった。
醸造に携わるのは、総勢4人とのこと。
当主の一言一言から、酒造りへの真摯な思いが伝わってくる。
感動!
ウイスキーと日本酒の違いはあれ、なぜか秩父蒸溜所と重なってしまった。
酒の銘柄は「蓬莱」。
しぼり立てを試飲させていただく。
20代続くという大矢総本家の雛飾りは立派なもの。
見学の後、会場を変えて八代目当主(中央の立っている方)の説明を伺いながら、「蓬莱」各種を本格的に試飲。
写真ではただの宴会にしか見えないが(笑)、当人たちは真剣に試飲しているのでした。
#Whisk(e)y, Beer以外の銘酒