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創立111周年(DVD一挙13枚!)@ドイツ・グラモフォン。

ドイツ・グラモフォン創立111周年を記念してCD55枚組だけではなく、DVD13枚組も出た。



最安値のカリフォルニアのショップに注文していた商品が届いた。
1枚当たり500円也!
「かぶり」率ゼロ。(クラシック音楽のDVDは、ほとんど持っていないため)

ブーレーズ指揮の「ワルキューレ」だけで、元が取れてしまう。
クライバー(一発目は「暗いバー」と変換された!=笑)指揮の「ばらの騎士」だけでも、元が取れてしまう。
残りはオマケ(失礼!DGGの名盤に対して)と思えば、安い。
いや、通常盤が割高なのか!

リージョンコード(日本は)だったが、無事に再生できて、ホッ!
(内心、「リージョンフリーのはずさ・・・」と思っていたが)

一番古い作品は、1954年のフルトベングラー指揮「ドン・ジョバンニ」
カラー映画のDVD化である。
好みの問題だが、イタリヤ人やオーストリヤ人の指揮者だと、旋律を流麗に歌わせて、聴いていて心地よい。
寝転んで、ワイン(私の場合はウイスキーだが)を飲みながら聴いても許されそうだ。
ドイツ人指揮者のものは、なにか叱られているようで、今回のようなことでもないと聴く機会は少ない。
まあ、いまどき音楽家の国籍を云々すること自体、ナンセンスではあるけれど、ネ。

「ドン・ジョバンニ」の冒頭、フルトベングラーがオケピに登場し、背中を向けて序曲を演奏し始める。
次の瞬間、画面が前からのバストショットに切り替わり、フルトベングラーにあの怖い顔で睨まれ(オーケストラを睨んでいるのだが)、射すくめられて、ギョッ!となった。
思わず正座してしまった。
第一幕が上がってそうそう、歌手がカメラ目線で歌い、カメラに向かってにじり寄って来たので、ハッ!と身構えて、思わず持っていたウイスキーグラスを落としそうになった。

さて字幕は、イタリア語、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語の6言語。
意外だが、モーツァルトのほとんどのオペラの歌詞はイタリアで書かれている。

字幕のなかに日語がなくて、プチ・ショック!だった。
人口が減って、日本のGDPが下がるというのは、こういうことなのさ。

#音を楽しむ!

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