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女王階下のキス。

スペイサイドウェイの定例イベントでは、いつもバーお手製の薀蓄にとんだリーフレットが配られる。



今回、QE2つながりのちょっといいエピソードが載っていた。
たぶん当時、新聞には報道された内容だと思う。

(以下、引用)
2000年7月4日、クイーンエリザベス2世号が20世紀最後のアメリカ独立記念日を祝う洋上式典に参加するためニューヨーク港に入港。
その際、係留されていた海上自衛隊の練習艦「かしま」に接触する事故を起こしました。双方に大きな被害はなかったのですが、QE2乗組員は謝罪のため「かしま」を訪れました。
「かしま」艦長は、
「幸いにも損傷は軽かったし、別段気にしておりません。それよりも女王階下にキスされて光栄に思っております」とコメントを返しました。
このことは「タイムズ」や「イブニング・スタンダード」でも報道されたそうな、自衛隊にもずいぶんと粋なことを言う艦長がいるものです。

QE2乗組員の謝罪の手土産は、ウイスキーQE2だったのでしょうか!?

近年、(江戸時代に出島などで細々と飲まれていたのを除くと)最初に日本人にウイスキーを振舞ったのは、アメリカ海軍のペリー提督ということになっている。
またサントリーやニッカは戦前、軍の指定業者になり(原料の大麦を支給されて)、現在の基礎をつくったという一面もある。
軍人といえども酒は飲みたいし(その気持ちよく分かる!)、腐りやすい日本酒やビールよりも、長期保存が利くウイスキーが重用されたということですね。

#Whisk(e)yの逸話

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