冷たい雨が降るなか出かけたのが、自由が丘・スペイサイドウェイで28日毎に行なわれる定例イベント。
新年1月のテーマは「Ships」。
英国の客船クイーンエリザベス2世号が日本に寄港した際に、船内で購入したというモルト。
・QE2 (Tamunavulin?+Tullibardine?) 48.6%
船つながりで、シグナトリーの Sailing Ships シリーズのシングルモルト。
・GLENDRONACH 1970 20y 43%
・CAPERDONICH 1972 16y 40%
・BALVENIE 1974 15y 43%
贅沢をいうと、是非50%前後で味わってみたいと思った3本だ。
このなかで初めて飲んだ蒸溜所が、キャパドニック。
(以下、スコ文研「ウイスキーコニサー資格認定試験教本」から引用)
Caperdonich キャパドニック(2003年閉鎖)
創業は1898年。ローゼスで一番最後に建てられた蒸溜所で、もとはグレングラントの第2工場だった。そのため創業当時は単にグレングラントNo.2と呼ばれていた。創業3年目に操業停止に追い込まれ、1965年に再開。このときにキャパドニックと独立した名前が与えられた。意味はゲール語で「秘密の井戸」のことで、両蒸溜所の仕込水となっているブラック・バーン(麦溜注)の水源だという。キャパドニックのモルトはすべてブレンド用で、オフィシャルのシングルモルトは一度も販売されたことはない。
(麦溜注)
蒸溜所背後の谷を流れるグレングラント川。「黒い川」と呼ばれるくらいピート色が濃いらしい。
飲み比べたのは、
・DUNCAN TAYLOR GLEN GRANT 1970 38y 51.5%
・OB THE BALVENIE 15y 47.8%
最後におすすめのグレーンをお願いすると、出されたのがこれ。
・DUNCAN TAYLOR INVERGORDON SINGLECASK GRAIN 36y 51.8%
これはグレーン好きの麦溜が、これまで味わった最高のグレーンのひとつだ。
ダンカンテイラー、シグナトリーというボトラーズの良さをを再認識した寒い夜だった。
#BAR