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長野遠征その4 夜の松本 ラフロイグ10年蒸留所ボトル

 アウトドアウィスキーフェスティバルに向けての長野遠征記の続きです。
 既に一週間が過ぎたのに、いまだにちんたら1日目の出来事を書いている、という遅筆っぷりですが。。。

 さて、前の店で腹いっぱい飲み食いした後、松本に来たら絶対行こうと思っていた、というか、この店に行くために旅の日程の中に松本を組み込んだというか、松本で有名なPubに伺いました。幸い早い時間だったので、まだ他のお客様はいらっしゃらず、カウンターでゆったりとマスターと話をすることができました。

 最初の一杯は、オフィシャルのグレンリベット12年。挨拶代わりにまずラフロイグ、というのも一興ですが、初めてのお店で、体力も時間も余裕がある時は、緊張をほぐしたり、自分のコンディションを測ったりするのに覿面です。リベット飲みながら、また、お店の話や明日のウィスキーフェスティバルの話、閉鎖蒸留所の話、等々、豊富な話題に、気持ちもゆったりしてきます。

 二杯目は、何かスペイサイドで、とお願いしたところ、ダンカンテイラーのタムナブリン1989 12年 シェリーカスク(多分)。行きしなの列車の『神様のカルテ』でタムナブリンが登場していたので、これは飲まねば、と即答でいただくことに。タンニン等の癖が強くなく、柔らかく長い余韻が印象的です。

 シェリーの余韻がとても素敵だったので、じゃあ、三杯目は、バーボンの特徴がよく出ているものを注文。いただいたのは、BBR ボウモア 1987 23年。この頃はまだパフュームがよく出てますよ、の言葉通り、パフューム臭さとバニラの後味がほどよく溶け込み、いい塩梅。

 ただ、これは最近の南国系、パッションフルーツ系のボウモアを好む人だと、このパッションは受け付けないんだろうなー、という話をしていると、比較でいただいたのが、SMWS ボウモア 1999 11年(多分、ボトルに正確な表記はありませんでしたので)。これは、この順番で飲むと、南国フルーツというかグレープフルーツの香りが上品に漂います。お勧めどおり、確かにこれは絶品。BBRのに比べると万人受けする感じかな、と。

 最後にお約束というか、ラフロイグ。ここまで、バリエーション豊かに色々いただいたので、どんなラフロイグがいただけるかな、と思っていたら。

 裏面には、蒸留所が。

 18年前のオフィシャルラフロイグ10年蒸留所ボトル。初めての店だからと思って、余りボトルの写真は撮っていなかったのですが(そのため本日のBlogはとっても無機質…)、さすがにこれは撮らせていただきました。

 香りは先ほどのSMWSのボウモアには劣るものの柔らかいフルーツ香、どちらかというとレモンのような香り、ピートはそれほど激しく主張せず、柔らかく上品で長く続きます。LBM(ラフロイグ 馬鹿 丸出し)メンバーとしてはまだまだ経験も浅いので、昔のラフロイグはこんなだったのかー、と満足することしきり。

 今日はこのラフロイグが飲めればもう十分、と思って気持ちよく店を後にしました。店を出る時の勘定で最後にもう一衝撃。これだけ気持ちよく飲んで、まさかこれほど安いとは、と思う予想外の値段。松本市内でいくつか飲む場所はピックアップしていたのですが、これだけ満足したら今日はもういいや、と思ってホテルに戻りました。

 今日はここまでで。次は、ようやく2日目突入。。。

#Bar訪問記

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