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TOKIO 2日目 赤坂3

赤坂 赤坂グレースさん

グレンドロナック 1970 22年 リザーブカンタレリ 43% 700ml

ミシュランガイド(イタリア版)で、2ツ星を獲得した名店Cantarelli(カンタレリ)が、
リリースしたグレンドロナック1970。

シェリーホグスヘッド2樽をヴァッティングし、1200本の瓶詰め。
イタリアのヴェリエ社が輸入し、ボトラーはシグナトリーです。

イタリアでは、
レストランがウィスキーを自分の店用に瓶詰めし、販売を行うことがあり、
2000年代以降も店の名前を冠したボトリングを見つけることが出来ます。

レストランが店の名前でボトリング、というとイタリア独自のことのように思えますが、
日本の居酒屋でお店の名前の日本酒や焼酎のラベルを見たことがないでしょうか?
ヴィンテージのウィスキーでそれをやる、というのがイタリアのカッコイイところですね。

<テイスティングコメント>

ツルツルとした舌触り、飲み心地。シェリーのしっかりとしたニュアンス。

なめらかでコクがある芳醇な味わい。とても飲みやすい。
たまにシェリーが苦手、というお客様がいらっしゃいますが
こういうボトルを飲むとシェリー樽への印象も変わるのではないでしょうか?

味わいは甘いシェリーやマロン。なめらかで甘すぎないキャラメルソース。
グレートなボトル。

流石はグレンドロナックのグレートヴィンテージ1970ですね!

・ボトルキャップについて

グレースさんでは、コルク部分にラップを巻いて保存されているようです。
40年以上、貴重なウィスキーを扱ってきたマスターが
「これで劣化はかなり軽減される」と仰るので有効な方法なのだと思います。
(加えて、パラフィルムより開け閉めが簡単という点もあります)

未開封の長期保管はパラフィルムが最適かと思いますが、
お店で何度も開け閉めするから、パラフィルムは扱いづらくてやってないのよね~。
という場合は、このやり方は、いちいち巻き直す手間がなく開け閉めも簡単なので
採用してみるのもいいかもしれませんね。

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