これがオイラがこれから契約する店舗である。
この店舗一応マンションの1Fだが店の上に部屋はなく、横は駐車場の入り口といった具合で
ちょうどマンションの前に小屋の様に建っている。
約6坪、縦長の長い方が間口なんで面積のわりには広い間口だ。
「ここで開放的な店やろう!屋台みたいに気軽に入れるBar!」 イメージはすぐに固まった。
今日のことだ、現場で内装屋さんと打ち合わせしていると2人のお婆ちゃんが立ち止まって
興味深そうに店内を覗き込んでいる。
「なにができまんねんやろな?」「さあ~なんでっしゃろ?」と話す声。
外に出たオイラに「お兄ちゃん何ができますねん?」と声を掛けてくれた。
(後厄のおっさんもお婆ちゃんからすればお兄ちゃんなのだ)
「お酒を飲む所ですよ」 通じる自信がないのでBarという表現を避けた。
「あ~酒か、酒はあかんわ」というお婆ちゃんに
「まあそう言わんと飲みに来て下さいよ」と社交辞令をいうオイラ。
酒以前に手押し車のお婆ちゃんにウチのイスは辛かろう、ベンチだもの。(笑)
天六は繁華街であり住宅地なので通る方は後期高齢者世代も多い。
お婆ちゃん達はかつてこの店がパーマ屋さんだった時のお客さんだったようで
オイラがやるのがパーマ屋さんじゃなくて少しがっかりした様子だった。
店のお向かいが美容院なので「パーマ屋さんならここがありますやん!」といったが
「いや~あの先生が上手かったんよ」と言うのだ。
ここが美容室だとしてもその先生じゃないのに・・・余程良い印象が残っているのだろう。
15年前、ほとんどのお客さまに知らせないまま突然店を畳んでしまいました。
もう限界に来ていた自分の気持ちを上手く伝えられる自信がなかったんです。
屋号が変わってて全然知らないマスターが立ってて
来られた常連さんさぞ驚かれた事でしょうね、ホント反省しています。
自戒の意味も込めて今度はここで頑張りますよ~
この赤いテントの可愛いお店がどんな風に変わっていくか・・・
乞う、ご期待!
#只今開店準備中