おーいいねー
利き酒ツアー
私も行って見たい!
http://news.nifty.com/cs/world/worldalldetail/sankei-m20090607000/1.htm
2009年6月7日(日)8時0分配信 産経新聞
イタリア人は1人当たり年平均60リットルのワインを飲むといわれる。
昔のもっと消費が多かった時代は、近所のワイン屋から地酒を中心に購入するのが普通だった。
しかし、現在ではスーパーマーケットに押しつぶされ、ワイン専門の小売店はほとんど姿を消してしまった。
しかも若者の間では急速にビール党が増加中だ。
とはいえ、イタリアは世界のワイン生産量の5分の1を占める大ワイン産出国である。
そして、北はアルプスの麓から南は常夏のシチリアまで各地に銘酒生産地があり、それぞれ地元の「ワイン街道」の存在を誇り、その数は142街道に及んでいる。
そこで、ワインの需要を増やすには、まず自国民のワイン愛好家を増やすことが先決と、1993年以来各地のワイン街道沿いの醸造所の一部が、特定の日を決めて一般人に、自分のブドウ畑や醸造所の見学と利き酒を、自由に楽しんでもらうことに踏み切った。
今年は、6月初めの飛び石連休が見学の受け入れ日に当てられ、全国で2万軒以上の醸造所が参加を決め、延べ400万人以上の家族連れが見学と試飲をしたという。
この積極的な販売促進方法によって、消費者が直接ワインの味を吟味できるようになった結果、最近は消費者の40%近くが直接醸造所に発注するようになったらしい。
生産者と消費者の直接の結びつきは世界的な傾向なのかもしれない。(坂本鉄男)
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