彼の代表作と名高い本。
分厚いので遠慮してました。
テレビ化されたのも知らなかった。
物語は引き込まれます。
ここまで人間は冷酷・冷徹になれるんでしょうか?
怖いです。
二人の主人公は最後まで直接交わることがなく表現されますが、
常に彼女の背後には彼がいて、彼女を影で支える。
んー
すごいですね。
次は「幻夜」を読まないと。
メタローグ
前作「秘密」で、温かくて切ない物語を紡いだ東野圭吾が、今回は読む者の心を冷え冷えと切なくさせる。 1973年に起こった質屋殺しがプロローグ。最後に被害者と会った女がガス中毒死して、事件は迷宮入りする。物語の主人公は、質屋の息子と女の娘だ。当時小学生だった二人が成長し、社会で“活躍”するようになるまでを、世相とともに描ききる。2人の人生は順風満帆ではなく、次々忌まわしい事件が降りかかる……。当然ミステリーだから謎が隠されているわけだが、真相は途中で暗示されてしまう。しかし謎の存在などどうでもよくなるほどのスケールの大きさが読後に残る。(石飛徳樹)
#読書