MENU

アイラの1993は、なぜビッグヴィンテージなのか?

ボウモア1993が、有名になったのは、BBRの1993からでしょうか。ゴールデンカスクの1993がでたときには、ウィスキーエクスチェンジのスキンダーや、ウィスキーフェア&パーフェクトドラムのカーステンにもおしえました。スキンダーは、ゴールデンカスクの樽番号違いを買ってました。まだまだ出す気はないようですが(笑)

さて、ボウモア以外にもラガやラフも1993は、いいものが多いです。

ラガは3年前にでたアイラフェス1993-2007、最近でたマネージャーチョイス1993-2009。両方ともラガではレアなシェリーのサードフィル。

ラフはOMCに多いですが、いずれもホッグスヘッドです。今年のカーディスにも入ってます。現在ラフ10年は、100%ファーストフィルのバーボン樽なので、やはりレアです。ある意味、現行のラフらしくない、フルーティな味が、特徴です。

ラフもラガも、通常使ってない樽にいれてます。

これはなぜなのか?
たぶん90年代前半、ピーティなアイラは全くうれず、在庫がだぶついていたので、長熟させることを狙って、違うタイプの樽に入れたのではと、考えられます。

またボウモアやラフに関しては、うれてなかったので、フロア・モルティングでつくられた麦芽の使用率が高かったと考えられます。これはフルーティさを強める結果につながります。

ボウモアは、アルコール度数が高いのも指摘できます。うれてなかったので、加水の量をへらし、長熟をねらったと推測できます。

いずれにせよ、うれてなかったことが、ビッグヴィンテージを生んだわけですね。

この記事を書いた人