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ラガヴーリンの樽にかんして

Bar Hayafuneさんへのコメントにも、書きましたが・・・

ラガヴーリン16年には、シェリー樽が使われていると思っている方がおおいですね。

実際は99.5%サードフィルのバーボンです。

なぜそう思われているのでしょう?

マイケル・ジャクソンの「モルトウィスキー・コンパニオン」第4版、(日本語版では初版)に、こんな文章があります。

「生産者はこのバージョン(16年)のために、シェリー樽は使っていないと、折に触れて述べてきた、多分、ファースト・フィルは使っていないということであろう。シェリーの個性が残存していることは確かである」

この言葉が、あやまって一人歩きしてしまったような気がします。この当時(2000年頃)は、まだサードフィルなどのシェリー樽の使用率が、現在より高かった可能性はあります。

ホワイトラベルの12年は、あきらかにシェリーのニュアンスがありますが、現在の16年には、全くないと思います。シェリーをつかっていないことは、所長にも確認しました。

宇土美佐子さんの本『The Scottish Whisky Distilleries』にも Type of Cask Maturation :Mainly using third fill Bourbon Hogsheads with only a few pescentage of thrid fill sherry cask. とあります。

ただしアイラフェスで、過去だされたものは、2ndか3rd fill sherryのシングルカスクです。

詳しくは、拙著DVDBOOK「シングルモルトのある風景ーアイラ、それはウィスキーの島」を参考にしてください(しつこく宣伝w)

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