Single Malt Scotch Whiskyのサイトを見ていたら、いくつかのカテゴリーで「ベスト10」がのっていた。
今後の購入の参考に。
↓こんな感じ。
まずは、無名なわりにクオリティの高い銘柄。これは頭に入れておきたい。
1. GLEN SCOTIA
このモルトを無名とするのには、異論もあるかとは思うが、おいしさの割には知名度が低いのでは? 最近元気がないので心配だ。
2. STRATHMILL
永い間ボトリングされたことがなかったために知名度は低いが、非常に個性的な素晴しいモルトである。
3. GLENGOYNE
ハイランド・ミッドランドの雄だが、スペイサイド・モルトの陰に隠れがちだ。へたなスペイサイド物よりも、よっぽど旨い。
4. BRAEVAL
もとはブレイズ・オヴ・グレンリヴェットという、極めて地味な名前だった。ボトリングはシグナトリー社が1995年にしたのが最初だが、衝撃的なデビューだった。
5. GLENLOSSIE
このモルトもおいしい割には、知名度が低いのではなかろうか。残念ながら、オフィシャル物はやや凡庸な仕上がりになってしまっている。
6. GLEN ALBYN
絶滅したインヴァネスの3蒸留所のモルトの中では、最も魅力的なキャラクターを備えている。特に1960年代のヴィンテージでは、甘い薫煙香を満喫できる。
7. COLEBURN
知名度の低さでは、右に出るものはあるまい。コノサーズ・チョイス・シリーズの1972年物は文句なしに旨い。テイスティングの総合評価でもAAがついた。
8. BALMENACH
知名度の低さは文句なしだが、知る人ぞ知る佳酒だ。しばらく操業停止されていたが、1997年にインヴァーハウス社がUD社から買い取り、操業を再開した。
9. TEANINICH
創業は1817年と古いが、無名な蒸留所のひとつと言えるだろう。しかし味の方は平均点以上のでき映えである。北ハイランド産ならではのピート香も充分に堪能できる。
10. BENRIACH
ロングモーンの弟分に当るが、知名度では天地の開きがあると言っても過言ではなかろう。しかし中味の方は、ロングモーンには及ばずとも、知名度ほどの開きはない。果実のような素晴しい熟成香を持っている。
そして、もう一つ、おいしいまずいは別にして個性の強いモルト。
これもチェキラ。
1. KINCLAITH
かのマイケル・ジャクソン氏が、生姜をかけたメロンのような味がすると著書に書いていたが、正にそんな感じである。栄光のNo.1だ。
2. LITTLEMILL
ロッホロモンドのモルトも同様だが、紙とカビ、そして青臭い草木のような独特な風味を持っている。ブラインドで利いても一発で判る。
3. GLEN MHOR
クッキーかパウンド・ケーキのような甘い風味が特徴だ。個性的と言う点ならば、隣のグレン・アルビンを完全に凌いでいる。
4. BEN NEVIS
シナモンの風味が強く、八つ橋(京都のお菓子)のようだという人もいる。はっきりと好き嫌いが分かれるモルトだ。
5. EDRADOUR
特にオフィシャル物には顕著に見られる特徴だが、非常にクリーミーで、まるで乳酸菌飲料を連想させる風味を持っている。 このキャラクターは、スコッチの中では唯一無二なものだ。
6. BOWMORE
近年のボウモアの最大の特徴である、化学合成されたトロピカルフルーツのような香りは他に例を見ないものだ。ある種の化粧品の香りのようでもある。
7. LEDAIG
何年熟成させてもエステル香が出にくい、頑固なモルトである。樽に問題でもあるのだろうか。しかしこれも個性のひとつだろう。
8. LONGMORN
このモルトのトレードマークと言えば、つんとした樽香だ。現行のオフィシャル15年ではやや希薄だが、長期熟成されたボトラーズ物には必ずと言っていいほど見受けられる。
9. GLENTURRET
熟成が12年以下のものはライトで結構平凡だったりするが、長期熟成ヴァージョンはナッティでクリーミーな口当たりが際立っている。
10. GLENGOYNE
麦芽の乾燥にピートを使わないのは、こことスキャパの蒸留所だけだが、こちらの方がモルトの完成度は高い。味わいには、確固とした信念が感じられる
何はさておき、「個性的」といわれるものは、やっばり試したい。
#ウィスキーメモ