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嗅ぎ煙草入れ1200点

■鼻煙壷1000展
大阪市立東洋陶磁美術館
2008年7月19日(土)〜9月28日(日)

鼻煙壷。
中国の嗅ぎ煙草入れだそうです。
嗅ぎ煙草入れというと、懐中時計のような入れ物を想起しますが、湿気の多い中国ではツボ型になったそうです。
蓋に匙がついていて、ちょうどマニキュアの瓶のような作りです。
嗅ぎ煙草自体が高級な嗜好品ですから、その入れ物もまた凝ったものになっていったようです。
日本でいうと印籠や根付けに凝るのと同じ志向を感じました。

展覧会にも二種類あって、展示の構成や研究の成果を読み解きながら観るものと、ただ美しいものを純粋に愛でながら観るもの。
これは後者です。
凝りに凝った小さな嗜好品が1200点。
いやはや、感嘆するばかりです。

分野は違えど、ウィスキー、特にモルト好きの方にはおすすめ。
なんとなく、似通った感じがするのですよ。

#文化芸術方面

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