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『夜と霧』

旧版と呼ばれる方の『夜と霧』です。
新版との違いは、旧版には強制収容所の史実を語る解説と写真があり、新版には無いことです。

史実のアウシュビッツは、誰の目の前にでも現れるなどと言えるような生易しいものではない。
二度と繰り返してはならない。

それを知った上で、しかし、比喩的な意味で“自らのアウシュビッツは自らの前にある”と、私は思わずにいられないのです。

みすず書房『夜と霧』
V.E.フランクル著 霜山徳爾訳
ISBN(10)4-622-00601-4

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