出るもの出るものすばらしいオクトモアですね
瓶詰年 : 2015年
フェノール値 : 169ppm
究極ともいえる産地証明、常識を覆す実験的な試み、オクトモアシリーズの中でもオクトモア農園産の大麦に限定した、“オクトモアの中のオクトモア”。「オクトモア 06.3 アイラ・バーレイ」に続くセカンド・リリースです。
低温でじっくりとピートを焚くことで、世界で最も高いフェノール値をたたきだすスーパー・ヘビリー・ピーテット ウイスキー「オクトモア」ですが、麦の味わいをしっかりと残し、ピートのスモーキーさだけではない、絶妙なバランスを保っています。蒸留所から海沿いの約3kmにわたって続くオクトモア農園で、ブルックラディと深いかかわりを持つ強靭なファーマー、ジェームス・ブラウンが育てた大麦からつくられています。
2009年にオクトモア農園内のローグバ・フィールドで収穫された大麦を169PPMという驚異的なピーテッド・モルトに仕上げ、2010年に蒸留。バーボン樽とフルボディなスペインワインの産地として名高いリベラ・デル・ドゥエロの樽を使用し、アイラ島内で熟成しています。
☆テイスティングノート☆
キャラクター : エレガント、パワフル、深く誇り高きアイラ島のDNA
色 : 日灼けした砂浜
香り : まず、紛うことなきピートスモークのアタックから始まり、自然の大気と波飛沫、それからレモンケーキへと続く。この海の香りはロッホインダール湾沿岸での熟成が生み出す、特徴的なアロマだ。グラスを手で包み込んで温めると、アプリコットジャム、焦げたトフィー、ヴァニラ、キンポウゲとユリが立ち上がり織り交ぜられていく。
味わい : カスクストレングスでありながら、職人の芸術作品ともいうべきリッチでサテンのようなスムースな舌触り。最初はピートスモークとアメリカンオークが結びついた甘さと潮気が唇に感じられる。それからアルコールの強さが熱気を呼び起こし、桃、アプリコット、メロン、ジンジャーシロップの幾重にも重なる風味があらわになる。それからアイラの大麦とトーストしたオーク由来の野生のタイムやミント、キンポウゲで満たされてゆく。
フィニッシュ : ピートスモークと潮は力強く弾けながら、優しく複雑でもある。グラスが空になったあとも永遠に続くかの如く、舌の上でピートの煙をくゆらせる。
ムード : 追い風を受けながらアイラ島の砂浜を歩く。足元を、潮気をたっぷりと含んだ砂が吹き抜ける。暖炉でピートが燃える、あたたかな我が家へ戻っていくー満ち足りた気持ちで。
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