ジョージア・ムーンは長期熟成を売りにするウイスキーとは違い、熟成30日以内という短期熟成を謳い文句にし、ボトルも注ぎにくい広口のビン、そして名前も『密造酒』(密造者は“ムーン・シャイナー”と呼ばれていました)を意味しているという変り種のコーン・ウイスキーです
コーン・ウイスキーとは原材料にコーンを80%以上使用し、内側を焦がしていない新しい樽か、もしくは新品でない使用済みの内側が焦がしてある樽で熟成させます。 コーンが主原料ならバーボン・ウイスキーじゃないのか!?なんて疑問に思われたかたは画像下の文を読んでください。(事あるごとに説明してますがしつこくやります)
ジョージア・ムーンの蒸留時のアルコール度数は160プルーフ(80%)以下、熟成および貯蔵は125プルーフ(62.5%)以下と連邦アルコール法に定められた製法で作られるアメリカン・ウイスキーです。
Corn Whiskey “Georgia Moon”
バーボン・ウイスキーはケンタッキー州バーボン郡で造られるウイスキーで,主原料のコーンが51%以上80%未満で、アルコール度数80%未満で蒸留し、内側を焦がしたホワイト・オーク(樫)の新樽で最低2年熟成させたものです。(ライ麦が51%以上だとライ・ウイスキーとなります。)
濾過の方法などは異なりますが、製法的には同じ分類になるジャック・ダニエルはテネシー州で作られるためテネシー・ウイスキーに分類されます。
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