オフィシャルボトル12年は非常に華やかでコクがあり、ブレンデッドウイスキー『シーバス・リーガル』の核となる原酒モルトです。
ボトラーズ(瓶詰業者)キングスバリーのニューケルティックシリーズはシェリー樽熟成で色は明るいゴールド、シェリー香やビターチョコレートの香りはするものの開封したてではアルコールが勝っていますが、これも数年後には大化けしそうな予感を感じさせます。
コッテコテのシェリー樽熟成ではないのが私には好印象です
キングスバリー・ニューケルティックシリーズ
ストラスアイラ1989 STRATHISLA
種別:スコッチ・シングルモルトウイスキー
地域:スペイサイド
熟成年:1989年 熟成年数:15年
熟成樽:シェリー樽 アルコール度数:56,2%
◆ ストラスアイラ蒸留所 STRATHISLA ◆
スペイサイドに位置する町キース。この小さな町を流れるアイラ川を囲む広い谷(ストラス)に囲まれた場所に、「ストラスアイラ蒸溜所」があります。
ストラスアイラとは『アイラ川が流れる広い谷間』のことです。
創業は1786年。ハイランド地方に現存する最古の蒸溜所として、今なお優雅で美しいたたずまいが残されています。
外観を飾る双頭のパゴダ(アジアの仏寺の塔を思わせる屋根)はこの地を訪れる人々から「絵画のように美しい」と称賛されています。
キースの町は18世紀初頭はリネン産業で栄えた町で、それにちなんでか蒸留所も当時はミルタウン(Milltown-工場の町)と名のっていました。
ストラスアイラと改名したのは1970年代にシーグラム社が買収し、その傘下に入ってからです。
ストラスアイラ蒸留所は、伝統を頑ななまでに継承しています。
蒸溜所近くの泉から湧く、澄んだ水を水車で汲み上げ、木製のウォッシュバック(発酵槽)で仕込みます。
ポットスチル(蒸留釜)は1965年の改築の際に6基増設されて全部で8基ありますが、以前からあるオリジナルの2基は今でも石炭によって直火蒸留されています。
◆ キングスバリー社 Kingsbury”s ◆
ロンドンに本拠を構える。元イーグルサムという会社名でキングスバリー(Kingsbury”s)シリーズを発売している。社名もそれにならいキングスバリーと改称され、本拠地もキャンベルタウンからアバディーン、そしてロンドンへ移された。
ケルティックシリーズはキングスバリー社が「オリジナリティ」をテーマに樽を厳選し、シングルカスクで瓶詰したものです。
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