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カクテルでの勝負。

普段は完全に醸造酒飲みな若造です。ビールかワインでござい。

私は幼い頃からずっとスポーツマンで、それも個人として勝敗がハッキリつくものが好きでした。

主にやったスポーツは剣道と陸上競技だったのですが、個人技です。

バスケやサッカーなども好きで素人の割には得意だったのですが、長く続けようと思いませんでした。自己中ですから。笑

逆に、書道や美術などは苦手でした。でも将棋とか百人一首とかは得意な子でした。

勝負事が好きだったんですねー。苦手な体育会系なものはあまりないのですが、苦手な文科系なものは結構ありました。

バーテンダーにも、例えばコンペなど順位がつくものは少なからずあります。

その中でモルトウイスキーを選んでいるということは、結構な矛盾と思う反面それだけモルトの奥深さに魅せられているのかなとも思います。まあ普段はあまり飲みませんけど。

でも、勝負事はやっぱり好きです。ニュアンスは多少違いますが、モルトだけでなくカクテルでも勝負してます。生活死守という過酷な勝負に。笑

しかーし、クラナドにも出来ないカクテルが沢山あります。材料があっても出来ないカクテルが沢山。

私は陸上で十種競技という、まあなんでもやっちゃう競技をやっていたのですが、その中でも苦手なものがありましたし、この競技がなかったらもっと成績があがったかも・・と思うこともありました。そもそも陸上選手は100メートルを速く走れたら10000メートルは速く走れないようになっているのです。

そういえば、めっちゃ話がずれますが、高校のマラソン大会(20kmくらい)で、わが陸上部の私を含むリレーメンバー(県大会優勝)が軒並み500人中400番台だったことがあって、学年主任に呼び出しをくらって「手を抜くな」という内容で叱られたことがあったのですが、無茶言わんでくださいと思ったことがあります。有酸素運動と無酸素運動は違うんですよと。

まあそれは全く関係ないのでカクテルの話に戻しますが、年間通すとクラナドの売り上げの3割はモルト、3割はワイン類、3割はカクテルです。ほぼ。や、結構ざっくりいいました。多分2割5分ずつくらいです。ビールがあった。

まあ年間通して一番安定して出るのがカクテルで、モルトやワイン、ビールはそこそこ季節を選びます。

なので、毎月家賃や支払いをしないといけない身としては、安定して飲んでいただけるカクテルはかなり大事なのであります。
なのでモルトの勉強もまあまあしましたが、結局最も時間を費やしているのはカクテルなんやと思います。

そんなのを踏まえて、もう一度言うと、カクテルで勝負してます。

なので勝負にならないカクテルは作りたくないんです。全部を全部出来ません。未熟ゆえに。いばって言うことでは全くないんですが。笑

なので作ったことのないカクテルはお出し出来ません。コンセプトから大幅に外れないカクテルだったら2週間頂いたら、勝負できるくらいに研究します。ちなみにクラナドのコンセプトから外れるカクテルは居酒屋カクテルです。いまんとこ、コストパフォーマンスと店の雰囲気考えたら、居酒屋さんに勝てる気しません。
最強の居酒屋カクテルに覚醒したらもちろんお出しします。天才カシスオレンジャーになれたら。

ある大手企業が「NO」と言わない。「材料を東京から取り寄せますので、お時間頂きますがそれでもよければすぐにお手配します。」というスタンスで絶大支持を得てるんですが、こんな田舎の弱小店舗じゃ無理です。「味はイマイチだったけど気持ちが嬉しいね」とか絶対言われたくないですし。

私は「NO」は「NO」と言います。その代わり一緒に「ごめんなさい」も言います。

勝負できるものをひとつでも増やす努力はしますので、長い目でお見守りくださいまし。

めっちゃワガママ。笑

時間があったので昼間にイタリア展に行ってまいりました。

ワインやチーズ、生ハム、雑貨家具、什器などなど色んなものがありましたが、オリーブが一番気になりました(買ってない、笑)。

#日記

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