「幸薄い字」と言われる若造です。絵もです。
ジャパニーズの項目を終えたら、一応は教本を一通りやったことになります。
あと2回で終わる予定です。お付き合いくださいまし
ジャパニーズウイスキーの製造
原料
①モルトウイスキー
大麦麦芽を海外から輸入
スコットランド、イングランド、フランス、カナダなどから2条大麦を輸入します
大麦を海外から輸入し、国内で製麦
ウイスキーメーカー関連製麦工場で、生産、管理されます
国内大麦を購入し、国内で製麦
栃木、佐賀、福岡などで2条大麦の生産が栽培されています。が、ビール工場と併設の蒸留所が多いので実際どの程度使用されているかは不明
② グレーンウイスキー
大麦麦芽
①参照
トウモロコシ
海外から輸入
でんぷんを利用する加工用のトウモロコシは、ほぼ全て輸入に依存しており、輸入先はアメリカが9割を超えます
小麦
海外から輸入
アメリカ、カナダ、オーストラリアなどから主に輸入。
③アルコール・スピリッツ
でんぷんや糖分を含む原料、アルコールを含む原料を調達、輸入
穀類以外にアルコール原料になりうるのはイモ類。糖質素材としてはサトウキビ、てん菜、糖蜜などがあります。これらを原料にアルコールメーカーが製造したものを調達するか、ウイスキー製造メーカーのスピリッツ生産工場や、関連会社で精製処理して製品を調達。
アルコール含有物を精製
上記の原料を使用してモロミを蒸留したものが、粗流アルコールとしてアメリカ、ブラジル、中国etcなど各国で生産されています。
原酒以外の原料として、これをウイスキーにいれることも日本では可能です
製麦
基本的にスコッチと同じ。水は20~100度くらいの中硬水が多い
糖化
①モルトウイスキー
容量は1~18t。インヒュージョン法を採用し、3回の湯張り作業で麦汁を採取することが多い
②グレーンウイスキー
デコクション法が用いられます。穀物は粉砕機を使用しますが、粒のまま行うこともあります。スコッチと大体同じです
発酵
糖化液を発酵槽に移し、酵母を添加してアルコール発酵を促します。モルトウイスキーは7~8%、グレーンウイスキーでは8~11%のモロミが生まれます
蒸留
①モルトウイスキー
銅製のポットスチルで2回蒸留します。容量は3000リットル~25000リットル
②グレーンウイスキー
連続式蒸留器で、95%未満で蒸留します。
保存熟成
法律の規定はないが、オーク樽を使用します。輸入樽が多いですが、一部国産樽を使うこともあります。
復習
Q① モルトウイスキー原酒を海外から購入して、製品にすることは、可能か
Q② 栃木、佐賀、福岡など、国内で栽培される2条大麦の主な銘柄は
Q③ ジャパニーズの製麦は何式で行われるか
Q④ メイラード反応とは
Q⑤ 単式蒸留器と連続式蒸留器を備えている日本の蒸留所は
答えは追記
A① 可能、らしい
A② ニシノチカラ、ミカモゴールデンなど
A③ ウエット&ドライ
A④ 糖やアミノ酸、たんぱく質などを加熱した時などに褐色物質のメラノイジンを生み出す反応
A⑤ 宮城挟、富士御殿場
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