おできが出来易い若造です。
昨日は東ハイランドの蒸留所に脱線しましたが、今日はアイリッシュの年表をやろうと思います
BC6000年頃 アイルランドに最初の住民が存在した
BC2000年頃 ケルト人の来島
432年 聖パトリック、福音伝道の為に渡来(462年説あり)
563年 聖コロンバ、アイルランドからスコットランドに布教に訪れ、アイオナ島に修道院を建設。この頃エールの記録
795年 ヴァイキング(ノース人)の襲来
841年 ノース人によりダブリンが作られる
1014年 クロンターフの戦い
1169年 アングロ・ノルマン人の襲来。1171年ヘンリー2世来島。以降イングランドに征服され、植民地状態
1172年 ヘンリー2世の兵士が土地の蒸留酒アクアヴィテについて報告。ワインやエールについては言及されていた
1556年 パーラメントアクトに穀物原料のアクアヴィテ初めて登場。アイルランドでは15~6世紀にウイスキー(ウシュクベーハ)が一般的になった
1590年頃 麦芽発酵モロミから作る蒸留酒として、2回蒸留のアスキボー、3回蒸留のトウレスタリグ、4回蒸留のアスキボー・ボールの3種が知られていた
1608年 国王ジェームズ1世の代理人であるアイルランド総督から、アントリム領主サーフィリップトーマスに蒸留免許が与えられる
1661年 クリスマスの日にアイリッシュウイスキーに初課税
1757年 キルベガンにブルスナ蒸留所、ダブリンにトーマスストリート蒸留所創業(記録上アイルランド最古)
1779年 南部コークにジェイムソン蒸留所
1784年 オールドブッシュミルズ、正式創業
1789年 蒸留釜の規模別に課税。大釜ほど有利な税制のため、生産施設の大規模化
1791年 ジョーンズレーン、ダブリンに設立
1799年 マローボーンレーン設立。ダブリンのビッグ4
1801年 アイルランド、イングランドに併合。
1820年 北アイルランドにコールレーン蒸留所
1823年 酒税法改正。多くの公認蒸留所が誕生し始める
1825年 マーフィー3兄弟により、ミドルトン蒸留所
1829年 タラモア蒸留所
1840~1850年代 禁酒運動盛んに
1845年 ジャガイモ飢餓。このときアメリカなどの新大陸に移民
1846年 西部ゴールウエイにナンズアイランド
1867年 CDC発足。
1878年 DCL、ダブリンにフェニックスパーク
1885年 オールドブッシュミルズ、火災
1887年 アルフレッドバーナードの本にアイルランドの28蒸留所が紹介
1909年 アイリッシュウイスキーの定義づけ
1919~1923年 独立戦争
1933年 アメリカ禁酒法撤廃後、市場確保できず衰退
1939年~1945年 第二次世界大戦、アイルランドは中立を守る
1949年 アイルランド共和国宣言
1955年 国際連合加盟
1950年代 蒸留所閉鎖相次ぐ
1966年 ジェイムソン、パワーズ、CDCが合併し、IDC発足
1972年 IDCにブッシュミルズが加わり、IDGとなる
1975年 新ミドルトン蒸留所創業
1987年 クーリー蒸留所
1989年 IDG、ペルノリカール社に買収
2005年 ペルノリカールのアライドドメック社買収に関連し、一部ブランドの移譲によりブッシュミルズがディアジオの傘下に
復習
Q① 1661年にウイスキーに課税されてから、ウイスキーは何と何に分かれたか
Q② 1825年、ミドルトンの創業時のスチルのサイズは
Q③ 1970年代、スコッチに対抗して何が作られ始めたか
Q④ 記録上最古のアイリッシュ蒸留所は
Q⑤ アルフレッドバーナードが1887年に出版した本は
答えは追記A① パーラメントウイスキー
ポチーン
A② 15万L以上
A③ アイリッシュブレンデッドウイスキー
A④ キルベガン
トーマシスストリート
A⑤ The Whisky Distilleries of The United Kindom
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