今月は今のところウイスキーよりワインの売り上げが上がっているBarの若造です
今日は休日出勤したはいいが、ぼーっとしてただけのような気がします。あ、メニュー作成はしたか
アイリッシュウイスキーの歴史をちょろっとやります
アイリッシュウイスキー全盛時代、1880年代にアイルランドの蒸留所は28ほどあったと言います
そのうち現在残っているのはブッシュミルズ、ミドルトン。1987年にクーリーが創業したほか、キルベガンの再生も噂されてます。
アイリッシュウイスキーの衰退理由は大きく3つの要因があります
○連続式蒸留器をブレンデッドの誕生
○アイルランド独立戦争
○アメリカ市場シェア激減
1820~30年代にかけて、連続式蒸留器が発明。特許を取得したイーニアスコフィーはアイルランド人で、特許もアイルランドで14年間のものだったが、実際に活用されたのはスコットランドのローランド地方で、単式蒸留器にこだわりがあるアイルランドやハイランドではほとんど使用されなかった
1850年代からヴァッテドが可能になり、穏やかな酒質のウイスキーとして、脅かされ始めたのです
それからアイルランドは、1919年にイギリスから独立する為に、独立戦争を起こしました
1930年代ではイギリスと関税の掛け合いになり、大英帝国の商圏からアイルランドが締め出しに合う結果となったのです
そして、アメリカの禁酒法時代、1920年~1933年、輸入を求める巨大マーケットアメリカに対してまがいもののラベルが流出してしまい、イメージ悪化。
第二次世界大戦後も、スコットランドは外貨獲得の為に輸出を拡大し、アメリカ兵が帰還後愛飲したのに対し、アイルランドは国内消費確保のため輸出を禁止しました。うーん
上記が大まかなアイルランド衰退の敬意なのですが、少しずつ再生しているようです
特に独立資本のクーリーの創業。奇抜なウイスキーを造って注目を集めてます
アイリッシュウイスキーは主に
○(ピュア)ポットスチルウイスキー
○モルとウイスキー
○ぐレーンウイスキー
○ブレンデッドウイスキー
に分類されます
中でも伝統的なのがポットスチルウイスキーで、今は銘柄ではレッドブレストくらいしかみませんね
穀物の粉砕に石臼を用いたり、大きめの蒸留器で蒸留したりするようです。お味的にはライトでオイリーな感じです
復習
Q① ブッシュミルズが火災にあった年は
Q② クーリーが最初に出したウイスキーは
Q③ ダブリンのビッグ4
Q④ ピュアポットスチルウイスキーは19~20世紀頃なにを原料としていたか
Q⑤ 穀物の粉砕に石臼を使った理由は
答えは追記A① 1885年
A② ターコネル
A③ ボウストリート
トーマスストリート
ジョーンズレーン
マローボーンレーン
A④ 大麦麦芽
大麦
小麦
オート麦
ライ麦
A⑤ 大麦麦芽に比べて、殻皮が固いため
#お疲れの一杯・晩酌