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WPへの道46

寒い若造です

最近は何をすればいいやらわからなくなっているのでWPへの道はしっかり順を追ってやっていこうと思います

グレーンの製造には連続式蒸留器が使用されます

穀物などを連続的に投入して蒸留を行い、同時に製品を連続的に得る画期的な蒸留装置です

内部に十数段から数十段の棚段を持つ高い塔状の装置で各棚ごとに精留が繰り返され、90%以上のアルコールの留液を得ることが出来ます

中世アラブ、ヨーロッパ世界において広がった蒸留技術は錬金術師たちによって様々に工夫され、16世紀後半以降に単式蒸留から還流や分縮機能をもった形態に変化しました

蒸留酒に対して課税されるようになると、収税規定に対抗して効率の良い生産が出来るように、容量や形状が一層工夫されました

フランスが改良の中心地だったようです

1800年代初頭から、ピストリウス、エドワールアダム、セレアブリュメンタールなどにより多くの発明や改良が行われました

スコットランドにおいては、1820年代後半にロバートスタインが連続式蒸留器を発明しました

この蒸留器はキャメロンブリッジや、ロンドンのジン業者で利用されました

現代の連続式蒸留器と基本構造が同じものは、1831年イーニアスコフィーが発明

はじめは1塔式だったが、後に後留、精留の2塔構成に改め、アイルランドにおける14年間特許(=パテント)が認められ、ローランドのグレーン業者などで使用され始めました

その後、アメリカなどに広がっていき、コフィースチル、またはパテントスチルと呼ばれています

アメリカでは1860年代から急速に発展を遂げた石油事業に欠くことのできない技術となりました

コフィースチル以降、イルゲス、ギョーム、グリンマー、アロスパス方式など改良が進められ、現在は最低4塔からなります

復習

Q①アロスパス式、スーパーアロスパス式蒸留器の登場は

Q② イーニアスコフィーは、もともと何をしていた人か

Q③ 連続式蒸留器の主な蒸留塔を4つ

Q④ ロバートスタインや、イーニアスコフィーの発明に繋がった人物は

Q⑤ バーボン蒸留のビアスチルはどんなものか

答えは追記A① 1950年
    1955年

A② 収税官

A③ モロミ塔(粗留塔)
    抽出塔
    精留塔
    メチル塔

A④ ピストリウス

A⑤ 主に1塔式の円筒形スチル

#WPへの道

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