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WPへの道36

常連マントマンが、あるワインバーに行ったところ、貸切の札がついていたので諦めたそうです

後日そのBarに行くと、なんでもドニモルテの作り手さんたちでパーティをしていたらしく、つくづくニアミスな彼にチョコレートをあげた若造です

さてさて、WPへの道の時間です

しんどいす。がむばります

蒸留器の形状と酒質について軽く

ストレート型(プレーン)

形状:ボディとネックが直線、または滑らかに結ばれている
酒質:力強く重厚

オニオン型

形状:ボディがたまねぎのような丸みを帯びている
酒質:力強く重厚

ランタン型

形状:胴体とネックにくびれがある。ランプ(ランタン)のようなシェイプが特徴
酒質:軽くすっきりとした

バルジ型(ボール)

形状:ボディとネックの間に風船のようなふくらみがある
酒質;軽くすっきりとした

などなどが主な形状ですが、ローモンド型T字シェイプを持つ釜もあります

加熱方法

伝統的な直火焚き(ファークラスやマッカランなどごく一部)と間接加熱があります

直火焚きは1000℃ほどの高温で加熱するので、熱反応が起き、香ばしいトースティなフレーバー、複雑な香味が生まれます

現在主流の間接加熱では、130℃くらいの低温で加熱するため、熱反応は少なく、軽いフレーバーになります

ポットスチルは全て銅で出来ています

加工しやすく、熱伝導が高い、銅を触媒に香気成分が生成され、不快なフレーバーも除去してくれます。これは出ますね

ラインアームを通ってきた蒸気を液化するのはコンデンサーです

これも銅で出来てます。空冷→水冷→ワームタブシェル&チューブと発展してきました

ワームタブは重厚な酒質、シェル&チューブは軽快な酒質になります

初留の役割は、発酵終了モロミのアルコール分を7%→22%くらいに凝縮し、香味成分の濃縮してアルコールを回収します

銅を介した新たなフレーバーも、分離、回収します

オフフレーバーは除去し、蒸留廃液として取り除かれます

初留では、モロミの中に酵母や沢山の内容が含まれているので、泡沫相(あわ立ち状態)が存在し、複雑な反応をします

蒸留アルコール度数ははじめは50%くらい、4時間~8時間かけて1%になったときに終了。平均約20数%のローワインを回収します

蒸留廃液のアルコール度数は0.1%未満です

再留ではアルコールと香味成分の濃縮、香味の選択分離によるフレーバーのバランスを向上させます

前留、本留、後留にミドルカットし、本留のみ樽詰め工程に回します

再留開始時でのアルコールは70数%ほどで、5~8時間かけて、1%になるまで繰り返されます

復習

Q① アルコール度を45.7%に調節して、混濁有無を判断する試験をなんというか

Q② 直火焚きをする際に必要なラメジャーは、どんな役割

Q③ スキャパの初留釜はどんな形か

Q④ 精留器をなんというか。また、それがあると、どんな酒質になるか

Q⑤ ラガヴーリンの意味は

答えは追記

A① デミスティングテスト

A② 焦げ付き防止

A③ ローモンド型(ネックが円筒状で、精留の為の棚板が設けられている)

A④ ピュアリファイアー
   軽い酒質

A⑤ 水車小屋のある湿地

#WPへの道

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