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WPへの道34

板尾さんが歌手デビューと聞いてワクワクする若造です

さて発酵の工程の続きです

というか主に酵母についてやります(ちょっと乳酸菌)

酵母とは、単細胞性の微生物菌類です

多くは菌界に属し、子嚢菌の仲間です

自然界にそのまま存在する野生酵母と、人間が管理する培養酵母があります

60属500種程発見されているようです

糖分をアルコールに転化する能力を持ち、醸造酒造には不可欠なものです

グルコース100gから、約51.1gのアルコールを生成し、49gの炭酸ガスを発生します。酵母添加量はモロミの量の2~5%ほどです

アルコールの醸造に使用する酵母はサッカロミセスセレビシエです。

1837年頃、ドイツの科学者J・マイエンに命名されたそうです

ちなみに日本のラガービールなどは、下面酵母(液内に分散して発酵末期に沈降する)で、ラガー酵母と呼ばれます

上面発酵酵母(発酵末期に液面に浮かんでくる)をエール酵母、産膜酵母(液面に皮膜を作って生育する)はシェリーの酵母です

パン酵母や、清酒酵母など、色々ありますが、ウイスキーのディステラリー酵母でもパンは作れるようです(ほかいろいろ)

ディステラリー酵母は1950年代に誕生しました。

最近では、乾燥酵母を使う蒸留所も増えてきています

ディステラリー酵母はブリュワリー酵母より、発酵能力が高く、アルコール収率も高い。クリーンでエステリーな香味になります

乳酸菌は、乳糖やブドウ糖などの糖類を分解して、乳酸を生成するものです

乳酸飲料やチーズ、味噌醤油類、漬物の発酵などに深く関わりを持ちますが、ウイスキー製造においても酵母意外の微生物の代表的存在です

酵母は微生物類と戦いながら発酵していくのに対し、乳酸菌は発酵末期に酵母が資化できなかった糖類を食べ易いものから資化していきます(=オイシイモノどり)

酵母も奥が深い・・・・

復習

Q① 酵母200~300億個で何gくらいか

Q② ウイスキー製造での酵母は、何回分裂して何倍くらいの量になるか

Q③ ウイスキー製造において、主に活躍する乳酸菌は

Q④ グレンフィディックとバルヴェニーの創業は

Q⑤ ホワイトホースのキーモルトを3つ

答えは追記

A① 1g(でませんかね?こんなの笑)

A② 3回、8倍

A③ ラクトバジルス

A④ 1887年、1892年

A⑤ ラガヴーリン クレイゲラキ グレンエルギン

#WPへの道

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