ボディントンの缶の中の特殊カプセルの意外な形状に驚く若造です
こんな感じです
ふ~ん
さて、ウイスキーの製造にますます混乱する私ですが、順を追ってやっていこうと思います
おおまかには製麦→糖化→発酵→蒸留→熟成→瓶詰めの工程があります
昨日は製麦だったので今日は糖化発酵辺りをやってみます
乾燥後の麦芽はゴミなどが取り除かれ、モルトミルという粉砕機で粉砕します
このとき粉砕された麦芽はグリストといい、粒径などによってハスク、グリッツ、フラワーと3つに分けられます(2:7:1位の比率です)
糖化槽(=マッシュタン)に投入して糖化が始まります
マッシュタンは蓋付きのステンレスか銅が主流ですが、ブルイックラディやエドラダワー、スプリングバンクなどは鋳鉄製で蓋無しです
グリストに約67℃のお湯を加えてゆっくり攪拌されます。こうすることによって発酵に必要な糖液を抽出します(=マッシング)
お湯は3~4回にかけて加えます。このとき、お湯は仕込み水です
得られた糖液をワート、またはウォートといいます
糖液を取り除いたあとの絞り粕はドラフといって、家畜の飼料などになります
糖液は熱交換装置(=ヒートエクスチェンジャー)を使って20℃前後に冷却されます
これにイースト菌を加え発酵槽(=ウォッシュバック)に移されます
20℃前後に冷却する理由は、イースト菌がそれ以上の高温だと死ぬからです
ウォッシュバックは、ダグラス樅、カラ松、オレゴンパインなどの木製のものとステンレスなものがあります
サイズは10000~100000ℓくらいとさまざまです
イースト菌は糖を食べて、アルコールと炭酸ガスに分解します
ガスの勢いで蓋が吹き飛ぶこともあるので、泡きり装置(=スウィッチャー)がついています
発酵は通常2~3日で終了し、アルコール分6~8%のモロミが出来ます
このモロミをウォッシュといいます
あれ?丸写し?いやいやソンナコトハナイ・・・ハズ
復習
Q① ハスクの粒径と、役割を答えよ
Q② マッシュの一部を取り出して煮沸し、もとのマッシュに戻して温度を上げる糖化法をなんというか
Q③ 糖化において、麦芽の重量と、加えられる温水の量の比率をなんというか
また、ウイスキーの仕込みではどのくらいか
Q④ でんぷんの役割は
Q⑤ アミロースとアミロペクチンの構造は
答えは追記
A① 1.4mm超
後に麦汁を濾す時の天然ろ過材になる
A② デコクション法(これはビールに用いられます)
A③ マッシュレイシオ
4:2:2:(4) ※()内は4回加える場合
A④ アルコール発酵の原料となる糖を生み出す材料
A⑤ アミロース:グルコース(ブドウ糖)が直線状につながっている
アミロペクチン:グルコースが数十個単位で分岐しながらつながって、網目状の構造
#WPへの道