今日でBarCLANNADは2周年を迎えます
時間は長く、日歩は早く、毎日ひたすら働いてきましたが、それ以上に外界の流れが早く感じております
やっぱりBarは時間を忘れる場所ですね、一日中いたら実感します
二十歳で独立。無謀とも思えることもいくつかやって来ました。
お陰さまでなんとか生きてます
「その年で自分の城持っててすごいね」
とお言葉を頂くことがあります
「ここは貴方の城です」
と返します。
私はこの店の掃除をし、おもてなしをし、酒を作り、見送る
その結果、賃金を得るわけなので、召使いと一緒です
「やりたいことが仕事に出来ていいね」
「貴女のお陰です」
城の主、すなわち王様であるお客さまが、紳士淑女で寛容なお陰で、私ものびのびとお酒を追及できます
威張った王様ばかりが相手だったら、やりたいことは出来ないでしょう
素敵な王様の為に、美味しいモルトを探し、カクテルを練ります
ある時代の、ある国には、城には王様の次に権限を持つ召使いがいました
王様は召使いに絶対の信頼を抱き、召使いは王様に絶対服従していました
召使いでありながら、王様と酒を飲み交わし、王様が道を外れそうな時は叱り、導きました
私にはお客さまがジントニックを飲みたいと言うのに、カルアミルクを提供する権利はありません
しかし、テキーラ一気大会を止める権利はあります
お客さまに信頼されるBarとして、3年目もひよこ歩きで歩んで行こうと思います
2年間ありがとうございました
これからもよろしくお願いします
#Bar CLANNAD