MENU

ウイスキーに携わる人々(9)

             

(スコットランド・スペイサイド地区)ウイスキーに関わって来た人々の話です。
蒸留所のポットスチルは、化学の理に適い、神秘的で、美しい。

発酵工程は60時間続きます。 終わったら蒸留室までポンプで送ります。これで蒸留の為
の準備ができました。
蒸留器に魔法が組み込まれています。
蒸留室に入って蒸留器を目にすると「やはり、これは錬金術だ!」と感動します。
19世紀に蒸留器を設計していた職人達は非常に賢かったのです。
どうやってその目標の味を出すのかよく知っていました。 これはまさに蒸留所の中心部です。
ここでは全ての味が一つになります。これは非常に大切です。
間違いなく腕のいい蒸留装置操作係が必要です。
普段、この業界で蒸留は二回に渡って行われます。
一回目は大体ウォッシュ用蒸留器で行われて、二回目はスピリッツ用蒸留器で行われます。
この点ではそれぞれの蒸留所は微妙に異なります。
独特のスタイルや特徴があって、蒸留器の形、大きさ、種類の違いがスピリッツに影響を与えます。
発酵させたウォッシュは一回目の蒸留を受けるためにウォッシュバックからウォッシュ用蒸留器に入れられます。
79℃で蒸気は当てられます。アルコールの蒸気は上がります。 そして凝縮器に接続されているライナーを通ります。凝縮器の半分を通して冷水が常に流れます。
アルコールの蒸気がこの冷水と接触すると液状に戻ります。 凝縮器の残りの半分を通って過程をモニターするためのスピリッツ・セイプを通ってから、ある器に入ります。
それから、これは2回目の蒸留を受けます。過程は前と同じです。
15分ぐらいで我々の目標である透明でフルーティで飲み心地や香りの良くて、美味しいスピリッツができます。
流れが別の器に導かれます。これは我々の目標です。最終的に樽に入れられるのはこれです。

注 意 : この内容の無断使用は出来ません。

9月24日月曜日(祝日)は営業しております。
                       ご来店お待ちいたしております。(休日、日曜日

#スコットランド蒸留所、風景

この記事を書いた人