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ウイスキーに携わる人々(6)

          
(スコットランド・スペイサイド地区)ウイスキーに関わって来た人々の話です。スコッチウイスキーへの情熱が伝わってきます。スコッチウイスキーが最高との思いが、伝わってきます。

スコッチ・ウイスキーはスコットランドでしか作れません。
このような神秘的なところがまだ残っているというのは気に入りますね。
スコッチ・ウイスキーは規則ではっきり定義されています。
ご存知のように大麦麦芽や他の穀類から作られなければいけません。
スコットランドでしか作れません。3年間に渡ってオーク材の樽で熟成させなければいけません。
アルコール度が40%未満の状態で売ってはいけません。
このような基準で一応他のウイスキーとの区別がつきます。
しかし、これは単なる枠組みです。
その材料は簡単です。 大麦麦芽、水、酵母だけです。しかし、それぞれの蒸留所のやり方は少し異なります。これはウイスキーの面白いところです。
各蒸留所は皆同じ装置を使っています。また、材料をすりつぶしたり、発酵させたり、蒸留したり、木製のもので熟成させたり、皆同じ様なプロセスをふんでいます。 ですので全てのウイスキーの味は同じであるはずなのに実は違います。
蒸留所というのは妙なものです。
丁度この間誰かとこの話をしていましたが、例えば2年ぐらい閉鎖していた蒸留所を再び開くとしますね。その時に蒸留に詳しい人が装置などの電源を入れたとします。
そして、装置の配置や使い方は基本的に他の蒸留所と同じなのに「じや、この蒸留所ってどう動きますかね」という疑問が出る場合もあります。
ばかげたように思えるかもしれませんが各蒸留所の動き方には芸術でもサイエンスでもない神秘的なものがあります。
一番手の込んでいる飲み物はコニャックでもラムでもテキーラでもバーボンでもアルマニャックでもないのです。スコッチ・ウイスキーです。
これは蒸留所で働いている職人や技術者のお陰です。 これは違うのです。
非常に個性的な人がこの非常に特異なものを妥協せずに作っているわけです。
人間の代わりになるものはありません。なんでもかんでもコンビュター化しようとしてもこれではウイスキーは発展しないと思います。
ウイスキーを作るのに必要な材料は何ですかね。
まあ、ウイスキーについての本を読んでみたら水が一番大切だという印象を受けますね。しかも、この考えは世界中に広がっていますね。もちろん水は大切ですが、質の良い大麦も必要です。
おそらく、1エーカー当たりの大麦の生産量ではスコットランドは世界一です。

注 意 : この内容の無断使用は出来ません。

#スコットランド蒸留所、風景

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